シリーズ

古書と喫茶。

町の書店の衰退とともに、本との接点が変わりつつある。書店はいまや、繁華街やロードサイドなどの大型テナントビルで見かける大箱のチェーンストアが主流となった。同じように、喫茶店も姿を消しつつある。カフェと呼び名を変え、瀟洒な佇まいの空間は増えているようではあるが……。書店と喫茶店が失われていき、もしも大型書店とカフェでの淡白なシーンに変わっていくのであれば、少しでも「過去ではない今」を記録に残せればと考える。あの本をあの喫茶店で読むために、町に出る。そんな想いで本と喫茶が繋がっていくことを夢想しながら。