味噌を使いこなす基本レシピ
ふんわりやさしい食感の"鶏だんご味噌鍋"

ふんわりやさしい食感の"鶏だんご味噌鍋"

やわらかな食感の鶏だんごは、取り合いになりそうなおいしさ。下ゆでなしで直接鍋に入れて煮ます。豆腐や野菜など、具はお好みで。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“鶏だんご味噌鍋”のつくり方

材料材料 (4人分)

★ 挽き肉だね
・ 鶏挽き肉400g
・ 長ねぎ大さじ4(みじん切り)
・ 生姜小さじ1(すりおろし)
・ 酒大さじ2
・ 味噌大さじ1
・ 片栗粉大さじ1
・ 水大さじ2
白舞茸2袋(200g)
かぶ小3個
木綿豆腐1丁
せり1束(200g)
だし汁6カップ
大さじ2
味噌60g

1挽き肉だねをつくる

ボウルに挽き肉だねの材料を入れて手でよく混ぜる。

2具材をカットする

白舞茸は根元のかたい部分を切り落として食べやすく手でほぐす。かぶは茎を2cmほど残して葉を切り、皮をむいて縦に厚さ1cmに切る。せりは長さ3~4cmに切る。豆腐は縦半分に切り、厚さ2cmに切る。

3煮る

土鍋にだし汁を煮立てて酒を入れ、挽き肉だねをスプーンですくって落とし、全部入れたら舞茸、かぶを入れて蓋をして弱火で10分ほど煮る。

煮る
挽き肉だねを左手に持ち、握るようにして親指と人さし指でだんごをつくり、スプーンですくい取って鍋に落としていきます。

4仕上げ

かぶがやわらかくなったら、豆腐を入れて2~3分煮て、味噌を溶き入れ、ひと煮して最後にせりを加えて仕上げる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ みそ
料理の手ほどき さしすせそ みそ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478564
2020年3月31日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。