味噌を使いこなす基本レシピ
優しい味わいが魅力の"豆乳鍋"

優しい味わいが魅力の"豆乳鍋"

白い鍋もののポイントはレタス。シャキシャキとした歯ざわりが絶品です。味つけはもちろん味噌。豆乳は成分無調整のものを使ってください。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“豆乳鍋”のつくり方

材料材料 (4人分)

豚ロース肉300g(しゃぶしゃぶ用)
豆乳2カップ(成分無調整)
白舞茸200g
えのき茸1袋
絹ごし豆腐1丁
レタス小1個
だし汁3カップ
大さじ3
味噌60g
粗挽き黒胡椒少々

1具材の下ごしらえ

白舞茸は食べやすくほぐす。えのき茸は根元を切り落として長さを半分に切り、根元はほぐす。豆腐は8等分に切る。レタスは7~8cm四方に切る。

2豚肉を煮る

土鍋にだし汁、酒を入れて火にかけ、煮立つ直前に豚肉を広げながら入れて色が変わったら取り出し、浮いて出たアクを取る。

豚肉を煮る
豚肉は沸騰していないだし汁(80℃くらい)に広げながら入れてゆっくりと火を通すとふっくらジューシーになります。

3きのこを煮る

舞茸、えのき茸を入れて煮立ってきたら火を弱めて5~6分煮る。

4仕上げ

豆腐を入れ、煮立ってきたら味噌を溶き入れ、胡椒をふる。レタスを入れ、豚肉を戻し入れ、レタスがしんなりしたら豆乳を加えてひと煮する。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ みそ
料理の手ほどき さしすせそ みそ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478564
2020年3月31日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。