味噌を使いこなす基本レシピ
生地からつくるチーズたっぷりの"ポテトニョッキ トマト味噌がけ"

生地からつくるチーズたっぷりの"ポテトニョッキ トマト味噌がけ"

ニョッキはパスタの一種。じゃがいもでつくるのが主流ですが、かぼちゃや、ほうれん草とリコッタチーズを使ったものも人気。ソースはトマト味噌、チーズたっぷりで。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“ポテトニョッキ トマト味噌がけ”のつくり方

材料材料 (2人分)

★ 生地
・ じゃがいも4個
・ 強力粉100g
・ 塩少々
バター大さじ2
トマト味噌※140g
パルミジャーノチーズ大さじ2~3(すりおろし)
イタリアンパセリ少々

※つくり方は「豚肉のソテートマト味噌がけ」のレシピを参照

1生地をつくる

じゃがいもは皮をむいて厚さ2cmの半月切りにし、水に10分ほどさらす。鍋に入れてひたひたの水を加え、蓋をして中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして12~15分、やわらかくなるまでゆでてザルにあげる。

2じゃがいもを裏ごしする

鍋にじゃがいもを戻し入れて余分な水気をとばし、熱いうちに裏ごしする。

3こねる

粗熱が取れたら、強力粉、塩を加えて手でこねる。

こねる
粉気がなくなるまで手でよくこねます。

4のばす

まな板に打ち粉(強力粉、分量外)をふり、生地を3等分にする。両手で転がして直径2~3cmの棒状にのばし、端から長さ4cmに切る。

5成形する

フォークで形をつくる。

成形する
フォークの底に粉をつけて生地にのせ、手前に引くようにしてくるりと形をつくります。筋にソースがよくからんでおいしく食べられます。

6ゆでる

たっぷりの熱湯に塩少々(分量外)を入れ、⑤を入れて煮立ってきたら1分ほど、浮いてくるまでゆでてザルにあげる。

7仕上げ

ボウルに移してバターをまぶし、器に盛る。温めたトマト味噌をかけ、チーズをふり、イタリアンパセリを添える。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ みそ
料理の手ほどき さしすせそ みそ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478564
2020年3月31日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。