味噌を使いこなす基本レシピ
豆腐と鶏挽き肉の"和風ロールキャベツ"

豆腐と鶏挽き肉の"和風ロールキャベツ"

ロールキャベツをだし汁で煮込んだ和風の仕上がり。具材もヘルシーで、軽やかな味わいです。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“和風ロールキャベツ”のつくり方

材料材料 (2人分)

キャベツの葉大4枚
キャベツ用の塩少々
★ 挽き肉だね
・ 鶏挽き肉200g
・ 木綿豆腐100g
・ 長ねぎ大さじ2(みじん切り)
・ 生姜小さじ1(すりおろし)
・ 味噌大さじ1
・ 酒大さじ1
だし汁2カップ
醤油小さじ1/2
小さじ1/4

1キャベツをゆでる

キャベツは塩を入れたたっぷりの熱湯で2分ほどゆでてザルに広げて冷ます。

2挽き肉だねをつくる

ボウルに豆腐をくずしながら入れて手でなめらかになるまで混ぜ、残りの材料を加え、さらによく混ぜて4等分にする。

挽き肉だねをつくる
豆腐を入れると、ふんわりやわらかい口当たりに。淡白な味に味噌が加わるとしっかり味がまとまります。

3包む

キャベツの水気を拭き、挽き肉だねをのせて丸く包み込み、残りも同様に包む。

包む
キャベツの芯のほうを手前にして置き、挽き肉だねを手前に置いてきっちりと巻いていきます。

4煮る

鍋にロールキャベツの巻き終わりを下にして入れ、だし汁を注ぎ、中火にかけて煮立ってきたら、醤油、塩で調味して蓋をして弱火で25分ほど煮て器に盛る。

煮る
煮ているときにロールキャベツが動かないように、きっちり詰め込める大きさの鍋を選ぶことがポイント。
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ みそ
料理の手ほどき さしすせそ みそ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478564
2020年3月31日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。