下味なしで、練り味噌をからめるだけ。いつもの鶏肉ソテーが、ご飯がすすむこっくり味に仕上がります。甘辛味は、お弁当のおかずにもおすすめです。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
鶏もも肉 | 大1枚(350g) |
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サラダ油 | 適量 |
酒 | 大さじ1 |
練り味噌※ | 大さじ1と1/2~2 |
ししとう | 6本 |
※つくり方は“回鍋肉”のレシピを参照。
鶏肉は皮目を下に横長に置き、筋を切るように4~5本浅く切り込みを入れる。
フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱してししとうを入れ、両面を焼きつけて取り出す。
フライパンをさっと拭き、サラダ油少々を熱して、鶏肉を皮目を下にして入れる。フライパンよりひと回り小さい平らな蓋をのせて弱めの中火で5分ほど焼く。裏に返して蓋をして弱火で3~4分蒸し焼きにする。
酒をふり、練り味噌を加えて全体にからめる。取り出して食べやすく切って器に盛り、ししとうを添える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ