鶏もも肉から溶け出した旨味が、蕎麦との相性抜群!料理に深みや香りを与えてくれる万能調味料、醤油。改めてそのおいしさを実感するレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
具の鶏もも肉をゆでたゆで汁は最高の鶏スープ。醤油とみりんを加えれば、極上のつゆに。コクたっぷりで体が芯から温まりそう。柚子の皮を散らして香りよく。
蕎麦 | 160g(乾麺) |
---|---|
鶏もも肉 | 小1枚(200g) |
長ねぎ | 40g |
水 | 4カップ |
酒 | 大さじ2 |
生姜の皮 | 適量 |
塩 | 小さじ1/2 |
★ 調味料 | |
・ みりん | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
柚子の皮のせん切り | 少々 |
鍋に鶏肉、水を入れて中火にかけて煮立ってきたら、火を弱めてアクを取り、酒、生姜の皮、塩を入れて20分ほど煮る。
ねぎは斜め切りにする。
①の鶏肉、生姜の皮を取り出して、鶏肉は半分に切ってから薄切りにする。
蕎麦はたっぷりの熱湯に入れて混ぜ、表示時間どおりにゆでてザルにあげ、冷水で洗ってぬめりを取り、水気をきる。
①の汁に調味料を入れ、ねぎ、鶏肉、蕎麦を入れてひと煮する。器に盛って柚子を散らす。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ