醤油のおいしさを実感する基本レシピ
鶏の旨味とコクがたまらない"鶏蕎麦"

鶏の旨味とコクがたまらない"鶏蕎麦"

鶏もも肉から溶け出した旨味が、蕎麦との相性抜群!料理に深みや香りを与えてくれる万能調味料、醤油。改めてそのおいしさを実感するレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“鶏蕎麦”のつくり方

具の鶏もも肉をゆでたゆで汁は最高の鶏スープ。醤油とみりんを加えれば、極上のつゆに。コクたっぷりで体が芯から温まりそう。柚子の皮を散らして香りよく。

材料材料 (2人分)

蕎麦160g(乾麺)
鶏もも肉小1枚(200g)
長ねぎ40g
4カップ
大さじ2
生姜の皮適量
小さじ1/2
★ 調味料
・ みりん大さじ2
・ 醤油大さじ2
柚子の皮のせん切り少々

1鶏肉を煮る

鍋に鶏肉、水を入れて中火にかけて煮立ってきたら、火を弱めてアクを取り、酒、生姜の皮、塩を入れて20分ほど煮る。

2ねぎをカットする

ねぎは斜め切りにする。

3鶏肉をカットする

①の鶏肉、生姜の皮を取り出して、鶏肉は半分に切ってから薄切りにする。

4蕎麦をゆでる

蕎麦はたっぷりの熱湯に入れて混ぜ、表示時間どおりにゆでてザルにあげ、冷水で洗ってぬめりを取り、水気をきる。

5仕上げ

①の汁に調味料を入れ、ねぎ、鶏肉、蕎麦を入れてひと煮する。器に盛って柚子を散らす。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ』に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478519
2020年2月29日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。