醤油のおいしさを実感する基本レシピ
豚肉のおいしさがしみ込んだ"春雨と豚挽き肉のピリ辛煮"

豚肉のおいしさがしみ込んだ"春雨と豚挽き肉のピリ辛煮"

豚肉とねぎの旨味が出たスープをしみ込んだ春雨は絶品!春雨はもどさずにそのまま加えることで、おいしさアップで手間も省けて一石二鳥。料理に深みや香りを与えてくれる万能調味料、醤油。改めてそのおいしさを実感するレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“春雨と豚挽き肉のピリ辛煮”のつくり方

材料材料 (4人分)

春雨100g
豚挽き肉150g
長ねぎ8cm分(みじん切り)
サラダ油大さじ1/2
大さじ3
1カップ
青唐辛子醤油大さじ2
胡麻油大さじ1/2
香菜適量
★ 青唐辛子醤油
 ├ 青唐辛子50g
 └ 醤油150ml

1青唐辛子醤油をつくる

青唐辛子は幅3~4mmの輪切りにする。保存容器に青唐辛子を入れて醤油を注ぎ、蓋をして5~6日おく。

2下ごしらえ

春雨は乾燥のまま長さ6~8cmに切る。

3挽き肉を炒める

中華鍋にサラダ油を熱し、挽き肉を入れてほぐしながら炒める。

4煮る

肉の色が変わったらねぎを加えて炒め、酒、水を加える。煮立ってきたら青唐辛子醤油を加え、蓋をして弱火で10分ほど煮る。

5仕上げ

春雨を入れて混ぜ、蓋をして弱火で5~6分、汁気がなくなるまで煮て胡麻油を回しかける。器に盛って香菜を添える。

仕上げ
豚挽き肉とねぎを蒸し煮にして、旨味をたっぷり引き出したところに春雨を投入。すべてを春雨にしみ込ませます。
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ』に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478519
2020年2月29日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。