おうち薬膳レシピ
【お通じに効果的!なぜなら胡麻たっぷり】香りとコクがある「キャベツもたっぷり焼きうどん」

【お通じに効果的!なぜなら胡麻たっぷり】香りとコクがある「キャベツもたっぷり焼きうどん」

食物繊維が豊富なキャベツと、油脂が多く腸の滑りをよくする胡麻がたっぷり。キャベツをせん切りにすることで、うどんとなじんでたっぷり食べられます。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その③「冷凍うどん」

実家の両親が営む飲食店の「焼きうどん」が子供の頃から大好きです。加えてうどんは夫の好物でもあるので、いつもストックしています。体調不良や多忙で料理をするのがしんどいとき、レンチンして使える手軽さとアレンジのしやすさに何度も助けられました。体調に合わせて食材をプラスすれば、手間をかけずにワンボウル薬膳がつくれます。

“キャベツたっぷり焼きうどん”のつくり方

材料材料 (2人分)

冷凍うどん2玉(360g)
豚肉100g(こま切れ)
キャベツ200g
玉ねぎ1/4個
にんじん1/3本
サラダ油大さじ1
A
・ 中濃ソース大さじ3
・ 酒小さじ2
ふたつまみ
胡椒少々
白すり胡麻大さじ4
目玉焼き適宜
紅生姜適宜
青海苔適宜

1下ごしらえ

キャベツはせん切りにする。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。にんじんは短冊切りにする。うどんは袋の表示通りに電子レンジで加熱し、解凍する。

2具材を炒める

フライパンに油を中火で熱し、豚肉、にんじんを炒める。豚肉の色が変わったら玉ねぎ、キャベツを加えて炒め、しんなりしたらうどん、A、すり胡麻を加えて炒め合わせる。全体がなじんだら塩、胡椒で味を調える。

3仕上げ

器に②を盛り、好みで目玉焼き、紅生姜を添え、青海苔、すり胡麻(分量外)をふる。

完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。