
食物繊維が豊富なキャベツと、油脂が多く腸の滑りをよくする胡麻がたっぷり。キャベツをせん切りにすることで、うどんとなじんでたっぷり食べられます。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。
実家の両親が営む飲食店の「焼きうどん」が子供の頃から大好きです。加えてうどんは夫の好物でもあるので、いつもストックしています。体調不良や多忙で料理をするのがしんどいとき、レンチンして使える手軽さとアレンジのしやすさに何度も助けられました。体調に合わせて食材をプラスすれば、手間をかけずにワンボウル薬膳がつくれます。
冷凍うどん | 2玉(360g) |
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豚肉 | 100g(こま切れ) |
キャベツ | 200g |
玉ねぎ | 1/4個 |
にんじん | 1/3本 |
サラダ油 | 大さじ1 |
A | |
・ 中濃ソース | 大さじ3 |
・ 酒 | 小さじ2 |
塩 | ふたつまみ |
胡椒 | 少々 |
白すり胡麻 | 大さじ4 |
目玉焼き | 適宜 |
紅生姜 | 適宜 |
青海苔 | 適宜 |
キャベツはせん切りにする。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。にんじんは短冊切りにする。うどんは袋の表示通りに電子レンジで加熱し、解凍する。
フライパンに油を中火で熱し、豚肉、にんじんを炒める。豚肉の色が変わったら玉ねぎ、キャベツを加えて炒め、しんなりしたらうどん、A、すり胡麻を加えて炒め合わせる。全体がなじんだら塩、胡椒で味を調える。
器に②を盛り、好みで目玉焼き、紅生姜を添え、青海苔、すり胡麻(分量外)をふる。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝