
オーブンでじっくり焼くことで、甘くて香ばしい焼き菓子のような味わいに。ハーブの香りであか抜けた印象になります。塩漬けにした豚肉やじゃがいもなどを一緒に焼けば、ごちそう感が増します。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。
春は活動を始める季節。そのためには豊かな血が必要です。にんじんは「補血」といい、血をつくる食材。肌や髪の調子を整え、消化機能を高めます。疲れ目、かすみ目など目の調子が悪い人にも。
新にんじん | 2本(320g) |
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オリーブオイル | 大さじ1と1/2 |
A | |
・ にんにく | 少々(すりおろす) |
・ オレガノ | 小さじ1/3(乾燥) |
・ バジル | 小さじ1/3(乾燥) |
・ 塩 | 小さじ1/3 |
オーブンは210℃に温め始める。にんじんはヘタを落として縦半分に切り、大きなボウルに入れてオリーブオイルをまぶす。Aを加え、全体になじむように混ぜる。
天板にオーブンペーパーを敷き、にんじんの皮面を下にして並べ、ボウルに残った調味料をかける。
オーブン上段に天板を入れ、にんじんに軽く焼き色がつき、中まで柔らかくなるまで30分ほど焼く。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝