おうち薬膳レシピ
【オーブンでじっくり焼く。シンプルだからおいしい】香ばしさが際立つ「にんじんのハーブグリル」

【オーブンでじっくり焼く。シンプルだからおいしい】香ばしさが際立つ「にんじんのハーブグリル」

オーブンでじっくり焼くことで、甘くて香ばしい焼き菓子のような味わいに。ハーブの香りであか抜けた印象になります。塩漬けにした豚肉やじゃがいもなどを一緒に焼けば、ごちそう感が増します。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その⑤「新にんじん」

春は活動を始める季節。そのためには豊かな血が必要です。にんじんは「補血」といい、血をつくる食材。肌や髪の調子を整え、消化機能を高めます。疲れ目、かすみ目など目の調子が悪い人にも。

“にんじんのハーブグリル”のつくり方

材料材料 (2人分)

新にんじん2本(320g)
オリーブオイル大さじ1と1/2
A
・ にんにく少々(すりおろす)
・ オレガノ小さじ1/3(乾燥)
・ バジル小さじ1/3(乾燥)
・ 塩小さじ1/3

1下ごしらえ

オーブンは210℃に温め始める。にんじんはヘタを落として縦半分に切り、大きなボウルに入れてオリーブオイルをまぶす。Aを加え、全体になじむように混ぜる。

2天板にのせる

天板にオーブンペーパーを敷き、にんじんの皮面を下にして並べ、ボウルに残った調味料をかける。

3焼く

オーブン上段に天板を入れ、にんじんに軽く焼き色がつき、中まで柔らかくなるまで30分ほど焼く。

完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。