白飯にのせればご飯が無限に進んでしまいそうなご飯泥棒かつ、ちびちび呑むのがやめられなくなるつまみにもなる、バリエーション豊かななめ味噌をご紹介します。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。
なめろうをイメージして青魚でつくりましたが、もちろん、白身魚でも。お酒の締めにさらさらっとお茶漬けにしても最高です。
あじ* | 75g(刺身用) |
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生姜 | 大さじ1(みじん切り) |
酒 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
味噌 | 50g |
長ねぎ | 大さじ3(みじん切り) |
白すり胡麻 | 大さじ1/2 |
*魚は白身魚でもおいしいのでお好みで。
あじは包丁で細かくたたいてミンチにする。
鍋に①と生姜、酒を入れて中火にかけ、全体がなじんだら砂糖、味噌を加えて混ぜ、水分をとばすように炒める。
ねぎと胡麻を加え、さらに1~2分炒める。冷蔵庫で2週間ほど保存可能。
唐辛子を効かせた甘辛の肉味噌は、野菜に添えたりご飯にのせたり、サムジャン(包み味噌)として葉っぱで包んで食べるのもお薦め。麻婆豆腐のベースにも使えますよ。
牛挽き肉* | 100g |
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A | |
・ にんにく | 大さじ1(みじん切り) |
・ 生姜 | 大さじ1(みじん切り) |
・ 長ねぎ | 大さじ1(みじん切り) |
B | |
・ 味噌 | 100g |
・ 酒 | 大さじ1と1/2 |
・ 砂糖 | 大さじ1と1/2 |
胡麻油 | 小さじ2 |
粉唐辛子 | 大さじ1/2(韓国産) |
白胡麻 | 大さじ1/2 |
*挽き肉は合挽き肉や豚挽き肉などお好みで。
フライパンに油を熱し、挽き肉を入れて強火でさっと炒めたら、Aを加えてさらに炒め、香りを出す。
Bを混ぜ合わせて①に加え、全体をざっと混ぜ合わせたら、唐辛子、胡麻を加え、少し水気が残る程度まで炒める。少しゆるいくらいで火を止めても、冷めると固くなる。もしくは、水気がなくなるまでしっかりと煮詰め、ポロポロに仕上げてもよい。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存可能。
木の芽を贅沢にたっぷりと加え、鮮烈な香りを楽しみます。
そのままでお酒のつまみはもちろん、豆腐の田楽などにもぴったり。
木の芽 | 10g |
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A | |
・ 味噌 | 100g |
・ 酒 | 大さじ3 |
・ みりん | 大さじ3 |
・ 砂糖 | 30g |
鍋にAを入れて混ぜ合わせ、中火にかける。木ベラで混ぜながら、もったりとしてツヤが出るまで練り、粗熱を取る。
木の芽の軸を取り除き、葉をすり鉢でする。変色しやすいので使う直前にするとよい。
粗熱が取れた①に②を加えてよく混ぜる。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存可能。
味噌の甘さの中から弾ける、落花生の香ばしさがたまりません。
甘いけれどつまみにもおかずにも、おやつにもなる、不思議と後を引くおいしさ。
落花生 | 100g(殻をむいたもの) |
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A | |
・ 味噌 | 100g |
・ 砂糖 | 30g |
・ みりん | 大さじ1 |
・ はちみつ | 大さじ1 |
植物油 | 小さじ1 |
白胡麻 | 小さじ1 |
フライパンに油を熱し、落花生を入れて弱火で香ばしく色づくまで煎る。
①にAを加えて混ぜ合わせ、中火で2~3分炒める。胡麻を加えて火を止める。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存可能。
料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65ヶ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2023春』に掲載したものです。
文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也