荻野恭子さんの手づくり調味料レシピ
自家製"味噌"のつくり方

自家製"味噌"のつくり方

手づくりの味噌に挑戦してみませんか?じっくり寝かせた手前味噌の味は格別。ポリ袋で少ない量を仕込むから、気負わずにチャレンジできますよ。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

“味噌”のつくり方

大豆と麹は1対1を基本に、麹を増やすと甘めの味噌になりますが、まずはレシピに沿って、つくってみて。

材料材料 (出来上がり約1kg)

大豆250g
米麹250g(乾燥)
天然塩125g

1浸水させる

大豆は洗って、たっぷりの水に一晩浸水させる。

浸水させる

2煮る

①を水ごと鍋に入れて強火にかける。沸騰したらアクを取り、弱めの中火で2~3時間煮る。水分がなくなったら適宜、水を足す。

煮る

3ザルにあける

大豆が指先で簡単につぶれる程度に柔らかくなったらザルにあけ、煮汁と分けておく。煮汁は後で使うので、1カップ程度、残しておく。

ザルにあける
ザルにあける

4大豆をつぶす

③の大豆をポリ袋に入れ、熱いうちに麺棒やすりこ木、瓶の底などでつぶす。途中で袋が破れたら、新しいものに入れ替える。

大豆をつぶす

5米麹と塩を混ぜる

ボウルに米麹と塩を入れて混ぜたところへ③の煮汁1カップを加え、塩が溶けて全体がしっとりとするまで混ぜる。

米麹と塩を混ぜる

6大豆と米麹を混ぜる

④の大豆の入ったポリ袋に⑤を加える。ポリ袋を両手で持ち、もんだり揺すったり、転がしたりしながら全体を混ぜる。

大豆と米麹を混ぜる
大豆と米麹を混ぜる

7寝かせる

袋の空気を抜いて口を縛り、涼しい場所で半年間ほど寝かせる。途中、発酵してポリ袋が膨らんできたら口を開けて全体を混ぜ、また口を閉じて保存する。甕(かめ)などの容器に移し替えてもよい。常温保存が不安な場合は冷蔵保存でもよいが、発酵には時間がかかる。

寝かせる
完成

教える人

料理研究家 荻野恭子

料理研究家 荻野恭子

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65ヶ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2023春』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 春
四季dancyu 2023 春
A4変型判(120頁)
2023年3月10日発売/1200円(税込)

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。