藤井恵さんの今宵の酒と季節のおつまみ
ピリ辛で旨い!"たこのコルベンイムッチム風"

ピリ辛で旨い!"たこのコルベンイムッチム風"

韓国の代表的なおつまみです。今回は、つぶ貝の代わりに食感が似ているたこでアレンジ。韓国語でコルベンイは「つぶ貝」、ムッチムは「和え物」という意味。甘・辛・酸・旨味など、さまざまなおいしさが融合したつまみです!自他ともに認める大の酒好きの料理研究家、藤井恵さんに、旬の食材を取り入れた体に負担のないおつまみレシピを教えてもらいました。

“たこのコルベンイムッチム風”のつくり方

材料材料 (2人分)

ゆでだこ150g
紫キャベツ150g
きゅうり1本
紫玉ねぎ1/4個
にんじん1/3本
えごまの葉5枚
A
・ コチュジャン大さじ3
・ 酢大さじ3
・ 砂糖小さじ2
・ 韓国粉唐辛子小さじ2
・ 胡麻油小さじ1/2
・ 白煎り胡麻小さじ1/2
・ りんご、または梨1/6個分(すりおろす)
・ にんにく1片分(すりおろす)
B
・ 酒小さじ2
・ 醤油小さじ1/2
・ 砂糖小さじ1/2

1素材をカットする

たこは薄切りにする。キャベツはせん切りにする。きゅうりは斜め薄切りにして細切りにする。玉ねぎは薄切りにする。にんじん、えごまの葉は細切りにする。Aはよく混ぜる。

2たこを煮る

鍋にBを入れて火にかけ、煮立ったらたこを入れて中火にし、さっと煮る。

3和える

キャベツ、きゅうり、玉ねぎ、にんじんを軽く混ぜて器に盛る。②のたこをのせてAをかけ、えごまの葉をのせて全体をよく和える。

完成

教える人

藤井恵 料理研究家

藤井恵 料理研究家

料理研究家。生粋の呑んべえで日々、晩酌を欠かしたことはなく、休肝日はほぼゼロ。とはいえ、管理栄養士としての知識とこれまでの経験を生かし、ヘルシーでおいしいつまみレシピを雑誌や書籍、テレビなどで紹介している。酒好きにお薦めの著書は『居酒屋ふじ井』(永岡書店)、『世界一美味しい!やせつまみの本』(主婦と生活社)など多数。趣味は居酒屋巡りと温泉。最近では長野の別荘で、地物の食材でつまみをつくり、信州の地酒を味わうのが至福の時間。

文:佐々木香織 写真:ローラン麻奈

この記事は四季dancyu 2022 冬に掲載したものです。

四季dancyu2022冬
四季dancyu2022冬
A4変型判(120頁)
2022年12月13日発売/1,100円(税込み)
佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。