藤井恵さんの今宵の酒と季節のおつまみ
甘味と酸味のバランスが絶妙!"ミッパンチャン3種"

甘味と酸味のバランスが絶妙!"ミッパンチャン3種"

韓国の常備菜、ミッパンチャンはおつまみにもうってつけ。甘味と酸味のバランスがとれた絶妙な味付けに、すいすいと酒が進みます。自他ともに認める大の酒好きの料理研究家、藤井恵さんに、旬の食材を取り入れた体に負担のないおつまみレシピを教えてもらいました。

甘酸っぱさとからしのピリリが調和“れんこんの甘酢漬け”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

れんこん1節(200g)
A
・ うす口醤油大さじ2
・ 酢大さじ2
・ 砂糖大さじ2
・ 胡麻油大さじ2
・ オリゴ糖大さじ1
・ 練りがらし大さじ1/2

1れんこんをゆでる

れんこんは皮をむいて厚さ5mmの輪切りにする。鍋に湯を沸かして酢少々(分量外)を入れ、れんこんを2~3分ゆでる。水にとってぬめりを洗い、水気を拭く。

2漬ける

ボウルにAを入れて混ぜ、①を30分以上漬ける。

ほのかな梅の香りと淡い酸味にうっとり“味つけうずら卵”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

うずら卵の水煮20個
青唐辛子1本
にんにく2片
A
・ 醤油大さじ3
・ 水大さじ3
・ 酢大さじ1と1/2
・ 砂糖大さじ1/2
・ 梅シロップ大さじ1/2(梅酒でも可)

1漬け汁をつくる

鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら火を止めて冷ます。

2唐辛子をカットする

青唐辛子は縦半分に切り、種を取り除く。にんにくは薄切りにする。

3漬ける

①に②、うずら卵を入れ、30分以上漬ける。

赤く染まったさきいかでソジュのおいしさ3割増し!“さきいかのコチュジャン和え”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

さきいか80g
A
・ オリゴ糖大さじ1
・ コチュジャン大さじ1
・ 水大さじ1/2
・ 砂糖小さじ1
・ 醤油小さじ1
B
・ 胡麻油小さじ1
・ 白煎り胡麻小さじ1

1調味料を煮立たせる

鍋にAを入れて混ぜ、火にかける。煮立ったら火を止めて冷ます。

2いかを洗う

いかは酢少々(分量外)を加えた水で洗い、水気をきる。

3和える

①に②を加えて混ぜ、Bを加えて和える。

完成

教える人

藤井恵 料理研究家

藤井恵 料理研究家

料理研究家。生粋の呑んべえで日々、晩酌を欠かしたことはなく、休肝日はほぼゼロ。とはいえ、管理栄養士としての知識とこれまでの経験を生かし、ヘルシーでおいしいつまみレシピを雑誌や書籍、テレビなどで紹介している。酒好きにお薦めの著書は『居酒屋ふじ井』(永岡書店)、『世界一美味しい!やせつまみの本』(主婦と生活社)など多数。趣味は居酒屋巡りと温泉。最近では長野の別荘で、地物の食材でつまみをつくり、信州の地酒を味わうのが至福の時間。

文:佐々木香織 写真:ローラン麻奈

この記事は四季dancyu 2022 冬に掲載したものです。

四季dancyu2022冬
四季dancyu2022冬
A4変型判(120頁)
2022年12月13日発売/1,100円(税込み)
佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。