タイのココナッツミルクを使ったスープのような、濃厚でエスニック気分満点の一杯です。牛乳の恵みを活用した、旨味たっぷりでコク深い、ミルクスープをスープ作家・有賀薫さんに習いました。
セロリ独特の爽やかな香りが立ち、カレー粉だけとは思えぬ複雑な味わいに。シーフードミックスを使えば、より手軽。
イカ | 100g |
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むき海老 | 80g |
筍の水煮 | 30g |
セロリの茎と葉 | 合わせて100g |
にんにく | 1片 |
乾燥きくらげ | 5~6片 |
春雨 | 20g |
牛乳 | 150ml |
サラダ油 | 小さじ2 |
塩 | 小さじ1 |
カレー粉 | 小さじ1 |
きくらげはぬるま湯で20分ほど戻し、大きい場合は一口大に切る。にんにくは半分に切ってつぶす。セロリは茎を3cm角に切り、細い茎と葉は細かく刻む。イカは格子状に切り目を入れ3cm角に切り、筍は薄切りにする。
鍋にサラダ油とにんにくを入れて中火で熱し、香りが立ったらセロリを投入して茎が透き通るまで約2分炒める。水400mlを加え、煮立てる。
イカと海老、筍、きくらげを入れて2分ほど煮たら、春雨を入れてさらに3分煮込む。牛乳と塩、カレー粉を加えて弱火で温める。
8年以上にわたり、朝のスープづくりを日々更新している。実験室「スープ・ラボ」ほか、多くのイベントを主催。『スープ・レッスン』『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』など著書多数。
この記事はdancyu2020年7月号に掲載したものです。
写真:有賀薫 文:編集部