和洋両方の献立に合うまろやかな椀。いつもの豚汁がより濃厚な旨味に仕上がります。牛乳の恵みを活用した、旨味たっぷりでコク深い、ミルクスープをスープ作家・有賀薫さんに習いました。
豚汁が牛乳でこんなに変わるなんて! ス ープを抱き込む巻き豚肉でひと工夫。黒七味が相性◎。
豚バラ肉 | 200g(薄切り) |
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アスパラガス | 4~5本(150g) |
じゃがいも | 1個(150g) |
牛乳 | 100ml |
味噌 | 大さじ2~3* |
*味噌の塩分によって調整する。赤味噌ならコク深く、白味噌なら甘く優しい味わいに。
アスパラガスは下3分の1の皮をピーラーでむき、四つに切る。じゃがいもは皮をむき、厚さ1cmの半月切りにする。豚肉は、下味をつけずそのままくるくる巻く。
じゃがいもと水100mlを鍋に入れ、しっかりと蓋をして中火で5分蒸し煮にする。上に豚肉(巻き終わりを下にする)とアスパラガスをのせ、再度蓋をして5分加熱する。
水400mlを加えて温め、味噌を溶き入れる。仕上げに牛乳を入れ、弱火で温めれば完成。
8年以上にわたり、朝のスープづくりを日々更新している。実験室「スープ・ラボ」ほか、多くのイベントを主催。『スープ・レッスン』『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』など著書多数。
この記事はdancyu2020年7月号に掲載したものです。
写真:有賀薫 文:編集部