白菜とりんごが生のままなので、さっぱりすがすがしい。柚子胡椒が全体を締めて日本酒を呼ぶ味に。日本酒好きに愛される鎌倉の居酒屋「おおはま」店主に、ちびちびやるのに最適なつまみを教えてもらいました。
純粋無垢な白菜がそれぞれを優しくまとめ上げてくれる。程よい塩気と鼻に抜けるりんごの香りで酒を流し込みたい。淡い旨味を引き立てる、香りがほんのりするすっきり辛口の日本酒と。
白菜 | 300g |
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りんご | 1/4個(できれば紅玉など、酸味の強いもの) |
ハム | 2枚 |
A | |
・ 砂糖 | 小さじ1 |
・ 白ワインビネガー | 大さじ1 |
・ サラダ油 | 大さじ1 |
・ 柚子胡椒 | 小さじ1/3~1/2(*) |
*柚子胡椒はメーカーによって塩分量が異なるため、味をみて調節。
Aをボウルに入れ、よく混ぜる。
白菜を繊維に沿って細切りにして別のボウルに入れる。塩(材料外)をまぶして10分置いたら、白菜がつぶれないくらいに水気を絞っておく。
りんごは皮付きのまま細切り、ハムも細切りにする。
1に2 、3を混ぜて、軽く和える。
日本酒好きのオアシス「おおはま」を一人で切り盛り。全9席の小体な店ながら、その居心地のよさに阿佐ヶ谷から2014年に鎌倉に移転した今でも当時の客が通ってくるという。酒との相性を考えたさまざまな料理を出すため、仕込みからオペレーションまで日夜工夫を絶やさない。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。
取材:田中鮎美 撮影:鈴木泰介