日本酒に合う豆皿つまみ
貝のだし汁は最高の肴!"蛤の潮仕立て小鍋"

貝のだし汁は最高の肴!"蛤の潮仕立て小鍋"

はまぐりで一杯、野菜で一杯、あとは旨味がしみた汁でゆるゆると。締めに麺を投入して最後まで楽しみたい。日本酒好きに愛される鎌倉の居酒屋「おおはま」店主に、ちびちびやるのに最適なつまみを教えてもらいました。

“蛤の潮仕立て小鍋”のつくり方

はまぐりのだしが旨い。途中で取り出すので身もプリプリ。豆腐やねぎも名脇役。日本酒は繊細な貝だしに寄り添う優しさがあるすっきりタイプを。

おいしく飲むコツ!
はまぐりは途中で取り出すこと。昆布も十分旨味が出たら引き上げて。締めにそうめんなどを入れても美味。黒胡椒をふるとラーメンのような骨太な味わいに。「伯楽星 特別純米」とあわせるのがお薦め。

材料材料 (2人分)

はまぐり4個(大)
ねぎ4個(長さ4cmに切ったもの)
豆腐1/4丁
えのき茸適量
昆布1片
A
・ うす口醤油大さじ1弱
・ みりん小さじ1
・ 塩ひとつまみ
三つ葉適量
柚子皮適量
黒胡椒適宜

1豆腐を切る

ねぎは斜めに切り込みを入れ、豆腐は4等分に切っておく。

2はまぐりを中火にかける

鍋に水300mlと昆布、はまぐりを入れ中火にかける。

3一旦取り出す

沸騰直前になったら昆布を取り出し、はまぐりの口が開いたら一旦取り出す。

一旦取り出す

4仕上げ

3に1とAとを入れて煮立たせたら、えのきを好みの分量加える。再度煮立たせたらアクを取り、はまぐりを戻して火を止める。三つ葉と柚子皮をのせ、好みで黒胡椒をかけて食べる。

完成

教える人

大濱幸恵さん「旬の菜と旨い酒おおはま」店主

日本酒好きのオアシス「おおはま」を一人で切り盛り。全9席の小体な店ながら、その居心地のよさに阿佐ヶ谷から2014年に鎌倉に移転した今でも当時の客が通ってくるという。酒との相性を考えたさまざまな料理を出すため、仕込みからオペレーションまで日夜工夫を絶やさない。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
A4変型判(120頁)
2022年12月16日発売 880円(税込み)

取材:田中鮎美 撮影:鈴木泰介