ステーキ肉でつくる迫力満点の豪快おかず
ステーキ肉が決め手の"肉々しいミートソース"

ステーキ肉が決め手の"肉々しいミートソース"

手切りのステーキ肉と挽き肉のダブル使いで、食べ応え満点。パスタにかけても、グラタンの具にしても絶品です!「薄切り肉では物足りない!」、そんな思いにお応えするべく、『大人の肉ドリル』の著者でもあるフードアクティビストの松浦 達也さんにその解決方法を教わりました。ステーキ肉を使えば定番メニューも迫力満点のがっつり肉おかずに大変身!

“肉々しいミートソース”のつくり方

ひき肉+ゴロゴロ肉の満足感は手づくりならではの至福の味わい。パスタとの合わせを楽しむもよし、肉だけをつまんでほくそ笑むもよし。

材料材料 (1人分)

★ ミートソース
・ ステーキ肉500g(肩ロース)
・ 豚挽き肉250g
・ にんにく1片
・ 玉ねぎ1個
・ にんじん1本
・ セロリ1本
・ オリーブオイル80ml
・ トマト缶(ホール)400g(1缶)
・ 赤ワイン1/2本
・ ローリエ1枚
・ 塩適量
・ 胡椒適量
・ バルサミコ酢大さじ2
スパゲッティ100g
バター10g
パルメザンチーズ適宜

1野菜の下準備

にんにく、玉ねぎ、にんじん、セロリはみじん切りにする。

野菜の下準備

2肉の下準備

ステーキ肉は2~3cm角の大きさに切り、塩ひとつまみをふる。

肉の下準備

3炒める

鍋にオリーブオイルを入れ、にんにく、玉ねぎ、にんじん、セロリを炒める。全体がきつね色になったら火を止めてそのままおく。

炒める

4挽き肉を焼く

フライパンにオリーブオイル(分量外)少々を入れ、挽き肉を一面にのばしていじらずに焼く。焼き色がついたら、上下を返し、下面にも焼き色がついたら3に入れる。

挽き肉を焼く

5ステーキ肉を焼く

ステーキ肉も焼き色をつけ、3に入れる。

焼く
[POINT]肉の表面にはしっかり焼き色を! 煮込む肉でも、最初の炒めではあまりいじらない。しっかり焼き色をつける。肉の焼き色が味の土台。

6煮る

すべて入った3にトマト、赤ワイン、ローリエを加えて、中弱火で煮込み、塩、胡椒、仕上げにバルサミコ酢で味をととのえる。

煮る

7スパゲッティをゆでて仕上げる

スパゲッティは袋の表示時間より30秒短くゆでる。ミートソースを人数分温め、バターを加えて混ぜる。ゆで上げたスパゲッティにミートソースをかけ、好みでパルメザンチーズをふる。

教える人

松浦 達也 (フードアクティビスト/ライター/編集者)

東京都武蔵野市生まれ。家庭の食卓から外食の厨房、生産の現場まで「食」のまわりのあらゆる場所を徘徊する。食べる、つくるに加えて徹底的に調べるのが得意技。著書に『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』(共にマガジンハウス)ほか、共著に『東京最高のレストラン』(ぴあ)なども。主な興味、関心の先は「大衆食文化」「調理の仕組みと科学」など。そのほか、最近では「生産者と消費者の分断」「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター。

※この記事は『技あり!dancyuステーキ』に掲載したものです。

技あり!dancyuステーキ
技あり!dancyuステーキ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833476683
2017年12月29日発売/880円(税込)

教える人&文:松浦達也(フードアクティビスト) 撮影:平松唯加子 スタイリング:伊藤朗子

松浦 達也

松浦 達也 (ライター/編集者)

東京都武蔵野市生まれ。家庭の食卓から外食の厨房、生産の現場まで「食」のまわりのあらゆる場所を徘徊する。食べる、つくるに加えて徹底的に調べるのが得意技。著書に『教養としての「焼肉」大全』(扶桑社)、『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』(共にマガジンハウス)ほか、共著に『東京最高のレストラン』(ぴあ)なども。主な興味、関心の先は「大衆食文化」「調理の仕組みと科学」など。そのほか、最近では「生産者と消費者の分断」「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター。