大和芋のねっとりとした旨味とマグロの酸味が、だし醤油の効果で優しく一体感のある酒肴になります。自家製調味料が生み出す、酒飲みのつぼを押さえた傑作おつまみを、酒肴家・稲垣知子さんに教えてもらいました。
薄く切ったマグロを使うのは、大和芋をくるんで食べるのがお薦めだから。純米だし醤油が海のものと山のもののいいつなぎ役になり、調和した味わいにしてくれる洗練の山かけだ。
マグロ | 1サク(赤身) |
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大和芋 | 適量 |
おろしわさび | 適量 |
純米だし醤油 | 適量 |
マグロは薄切りにして皿に盛る。
大和芋は洗って水気を拭き、コンロでひげを軽くあぶって焼く。皮のままおろし金ですりおろし、1のマグロに添える。
おろしわさびをのせて、純米だし醤油をかけて出来上がり。
日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu おつまみ」に掲載したものです。
文:山内聖子 写真:三浦英絵