酒肴家のとっておき
大和芋をくるんで食べる"薄切りマグロの山かけ"

大和芋をくるんで食べる"薄切りマグロの山かけ"

大和芋のねっとりとした旨味とマグロの酸味が、だし醤油の効果で優しく一体感のある酒肴になります。自家製調味料が生み出す、酒飲みのつぼを押さえた傑作おつまみを、酒肴家・稲垣知子さんに教えてもらいました。

“薄切りマグロの山かけ”のつくり方

薄く切ったマグロを使うのは、大和芋をくるんで食べるのがお薦めだから。純米だし醤油が海のものと山のもののいいつなぎ役になり、調和した味わいにしてくれる洗練の山かけだ。

材料材料 (2人分)

マグロ1サク(赤身)
大和芋適量
おろしわさび適量
純米だし醤油適量

1マグロを切る

マグロは薄切りにして皿に盛る。

2大和芋をする

大和芋は洗って水気を拭き、コンロでひげを軽くあぶって焼く。皮のままおろし金ですりおろし、1のマグロに添える。

3仕上げ

おろしわさびをのせて、純米だし醤油をかけて出来上がり。

完成

教える人

日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。

稲垣知子 酒肴家

日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。

※この記事の内容は、「技あり!dancyu おつまみ」に掲載したものです。

技あり!dancyuおつまみ
技あり!dancyuおつまみ
A4変型 判( 96 頁)
ISBN: 9784833477208
2018年07月31日発売 / 864円(税込)

文:山内聖子 写真:三浦英絵

山内 聖子

山内 聖子 (呑む文筆家・唎酒師)

公私ともに17年以上、日本酒を飲み続け、全国の酒蔵や酒場を取材し、「dancyu」や「散歩の達人」など数々の週刊誌や月刊誌などで執筆。日本酒イベントやプロに向けたセミナーの講師としても活動している。著書に『蔵を継ぐ』(双葉社)。ただいま、二作目の日本酒本を執筆中。