挽き肉をポロポロになるまで炒めてつくった肉味噌は、メイン料理にもちょこっとした副菜にも大活躍してくれます。中華鍋は炒める、揚げるはお手のもの、加えて燻(いぶ)すもできる万能調理器具!そんな中華鍋だからつくれるダイナミックな料理を、料理研究家の大庭英子さんに習いました。
ポロポロの挽き肉は肉味噌にも大活躍。麺やご飯のお供として、また、豆腐にのせたり、野菜と和えたり、主菜も副菜もあっという間に出来上がります。保存容器に入れて、冷蔵庫で4~5日保存可能です。
豚挽き肉 | 400g |
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サラダ油 | 大さじ1/2 |
長ねぎ | 1/2本分(みじん切り) |
生姜 | 大さじ1(すりおろし) |
赤だし味噌 | 120~150g |
砂糖 | 大さじ3~4 |
酒 | 大さじ4 |
水 | 1/2カップ |
中華鍋にサラダ油を中火で熱して挽き肉を入れ、レードルの底で中華鍋に押しつけるようにしては返し、を繰り返しながら炒める。
肉の色が変わってポロポロになったら、ねぎ、生姜を加えて炒め、味噌、砂糖を加える。酒をふり、水を加えて混ぜ、蓋をして弱火で7~8分煮詰める。
うどん | 2人分(冷凍) |
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青梗菜 | 1株 |
肉味噌 | 大さじ4~6 |
温泉卵 | 2個(市販品) |
長ねぎ | 少々(せん切り) |
一味唐辛子 | 少々 |
青梗菜は縦半分に切ってから縦4等分に切る。
うどんはたっぷりの熱湯に凍ったまま入れ、ゆで上がる少し前に青梗菜を入れてゆで、しんなりしたら、ザルにあげてゆで汁をきる。
うどんを冷水で洗って冷まし、水気をきる。青梗菜は水気を絞って長さを半分に切る。
器にうどんと青梗菜を盛り、温めた肉味噌をのせ、温泉卵ものせる。ねぎを添えて一味唐辛子をふる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。