中華鍋でつくるダイナミック料理
驚愕のジューシーさ!"なすの挽き肉挟み揚げ"

驚愕のジューシーさ!"なすの挽き肉挟み揚げ"

なすと油は非常に相性が良いので、揚げ物にぴったりの食材です。今回は挽き肉を挟むことによって、さらにシズル感たっぷりの一皿に。中華鍋は炒める、揚げるはお手のもの、加えて燻(いぶ)すもできる万能調理器具!そんな中華鍋だからつくれるダイナミックな料理を、料理研究家の大庭英子さんに習いました。

“なすの挽き肉挟み揚げ”のつくり方

チャーミングないでたちに笑顔がこぼれます。中華鍋があってほんとうによかった、というダイナミックなひと皿です。なすが、びっくりするくらいジューシーです!

材料材料 (2人分)

なす4個
★ 挽き肉だね
・ 鶏挽き肉200g
・ 長ねぎ大さじ3(みじん切り)
・ 生姜汁小さじ1/2
・ 酒大さじ3
・ 醤油少々
・ 塩小さじ1/5
片栗粉適量
揚げ油適量

1挽き肉だねをつくる

ボウルに材料を入れて手でよく混ぜ、4等分にする。

2挽き肉だねを挟む

なすはへたの部分に包丁でくるりと切り込みを入れてへたの端を取り除く。先の部分から、へたの手前2cmくらいのところまで十文字に切る。切り口に片栗粉を薄くまぶし、挽き肉だねを挟んで形を整える。残りも同様につくる。

3揚げる

中華鍋に揚げ油を入れて中温(170℃)に熱し、②を入れて弱めの中火で途中裏に返しながら5~6分揚げて取り出し、器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「夏の台所。」
四季dancyu「夏の台所。」
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833477925
2019年06月13日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。