夏はガツンと肉中華
【新富町・東京チャイニーズ 一凛】門外不出の自家製辣油でつくる特製だれ。「究極のよだれ鶏」のつくり方のつくり方①(調味料編)

【新富町・東京チャイニーズ 一凛】門外不出の自家製辣油でつくる特製だれ。「究極のよだれ鶏」のつくり方のつくり方①(調味料編)

暑いからこそ、パンチの利いたものが食べたくなる! 発売中の「dancyu」夏号では、旨くて辛くて香りがよくて、思わずお腹が鳴るような肉たっぷりの中華を特集しています。今回はその中から、「東京チャイニーズ 一凛」の名物・よだれ鶏をご紹介します。まずは、よだれ鶏の特製だれに欠かせない2種の自家製辣油「陳麻婆辣油」と「前菜辣油」のレシピを教えてもらいました。

看板メニュー「よだれ鶏」を支える門外不出の味

「東京チャイニーズ 一凛」の名物「よだれ鶏」は、決して鶏肉だけの料理ではない。

兵庫丹波産の高坂鶏を丸鶏のまま2時間半近くかけて火入れし、旨味たっぷりの漬け地に1日寝かせる。そうして生まれるしっとりとした肉質はたしかに主役だ。だが、その魅力を完成へと導く最後の決め手がある。それが2種類の自家製辣油だ。

一つは複数の唐辛子の個性を重ねた「陳麻婆辣油」。
もう一つは、八角や桂皮などの香辛料を巧みに使った「前菜辣油」。

どちらも店の味を支える重要なパーツでありながら、これまでレシピを外部に公開したことはなかったというが、今回、特別に教えてもらった。

辣油

前菜辣油(香味辣油)

材料材料 (つくりやすい分量)

韓国唐辛子…大さじ2
A
・ 青花椒大さじ1
・ 八角2個
・ 桂皮小1本
グラニュー糖小さじ1/2
中国醤油小さじ1弱
老酒小さじ1弱(紹興酒でも可)
白絞油200ml

1前菜辣油をつくる

Aはフードプロセッサーで粗く挽いてボウルに入れる。唐辛子とグラニュー糖、醤油、老酒を加えてよく混ぜ、180℃に熱した白絞油を数回に分けて注ぎ、香りを引き出す。店では漉すが、漉さずに使うと風味が強くなる。漉さない場合は要冷蔵。

陳麻婆辣油(辛味辣油)

材料材料 (つくりやすい分量)

韓国唐辛子50g(香りのよい唐辛子)
朝天辣椒3g(辛い唐辛子)
中国醤油大さじ1/2
紹興酒大さじ1/2
白絞油20ml

1陳麻婆辣油をつくる

ボウルに2種類の唐辛子を入れて混ぜ、醤油と紹興酒をかけて全体を湿らせる。180℃に熱した白絞油を数回に分けて注ぎ、香りを引き出す。店では漉すが、漉さずに使うと風味が強くなる。漉さない場合は要冷蔵。

26年夏号「夏はガツンと肉中華」
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蒸し暑い季節、体が本当に求めるのは明日への活力となる強い味!それは中華、特に肉料理だとdancyuは考えました。dancyu2026年夏号では、旨味・辛味・香りが心地よく、ガツンと食べごたえのある〝肉中華〟を提案します!渾身の53レシピです。

dancyu2026年夏号
A4変型判(160頁)
2026年6月5日発売/1,500円(税込)

教える人

加藤佳佑さん 「東京チャイニーズ 一凛」シェフ

加藤佳佑さん 「東京チャイニーズ 一凛」シェフ

四川料理の名店「飄香(ピャオシャン)」などで研鑽を積み、この4月、「一凛」の料理長に就任。頑強な四川料理の骨格を、新しい形で皿の上に落とし込み、素材の魅力を最大限に引き出す。

店舗情報店舗情報

東京チャイニーズ 一凛
  • 【住所】東京都中央区築地1-5-8
  • 【電話番号】03-3542-6663
  • 【営業時間】11:30~14:00(L.O.) 土日は~13:30(L.O.)、18:00~21:00(L.O.)
  • 【定休日】水曜
  • 【アクセス】東京メトロ「新富町駅」より3分

文:松浦達也 撮影:福尾美雪

松浦 達也

松浦 達也 (ライター/編集者)

東京都武蔵野市生まれ。家庭の食卓から外食の厨房、生産の現場まで「食」のまわりのあらゆる場所を徘徊する。食べる、つくるに加えて徹底的に調べるのが得意技。著書に『教養としての「焼肉」大全』(扶桑社)、『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』(共にマガジンハウス)ほか、共著に『東京最高のレストラン』(ぴあ)なども。主な興味、関心の先は「大衆食文化」「調理の仕組みと科学」など。そのほか、最近では「生産者と消費者の分断」「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター。

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