夏はガツンと肉中華
【ようこそ!俺酒場「田舎の大鵬」④】シンプルにして強烈。焦がし醤油とねぎの旨味が酒を呼ぶ"油炸鮮蚕豆"(素揚げそら豆)

【ようこそ!俺酒場「田舎の大鵬」④】シンプルにして強烈。焦がし醤油とねぎの旨味が酒を呼ぶ"油炸鮮蚕豆"(素揚げそら豆)

シェフがもし家で酒場を開いたら、どんなつまみを出すのだろう……。という妄想でスタートしたdancyuWEB連載「ようこそ!俺酒場」が、dancyu2026年夏号に登場。『田舎の大鵬』渡辺幸樹シェフに俺酒場メニューを5品考案していただきました。3品目は、旬のそら豆が一気に旨くなる油炸鮮蚕豆(ヨウジャーシエンツァンドウ)です。

そら豆は、皮ごとが旨い

“焼椒皮蛋”に続いて取り出したのは新鮮なそら豆。

「少ない油ですむなら、揚げ物もトライしやすいでしょ」と、一人用サイズの土鍋を火にかけた。ひたひた程度の油で、そら豆を薄皮ごと素揚げしていく。
薄皮の青い香りに香ばしさとコクが加わり、中はホクホク。味つけは塩だけでなく、焦がし醤油をからめたねぎも合わせるのが肝要。

カラメル的なふくよかさをまとった旨味の分厚さたるや。何気ないようで偉大なる中華のテクニックに感嘆しながら、ビールが無限に進む。

油炸鮮蚕豆(素揚げそら豆)のつくり方

材料材料 (3~4人分)

そら豆500g(正味240g)
米油80g
長ねぎ15g(粗みじん)
醤油小さじ1/2
ひとつまみ

1

そら豆はさやから出しておく。やや深さのある小鍋に米油を入れて強火にかけ、そら豆を半量ずつ入れて素揚げにする。外がこんがり色づき、皮が破れ始めたら引き上げる。

小鍋だと油が少なくて済むのでお薦め。

2

揚げ油をあけてから小さじ1を戻し入れ、再び強火にかけてねぎを入れて炒め、醤油を加えて焦がす。そら豆を戻し入れて混ぜ合わせ、塩を加えて味を調える。

薄皮の香ばしさ、焦がし醤油とねぎの旨味。シンプルにして誰も抗えない、リピート必至の一品だ。華やかな柑橘香と程よいボディ感の“与謝野ホップ ASOBI”を合わせよう。

教える人

「田舎の大鵬」オーナーシェフ 渡辺幸樹さん

1981年京都生まれ。父が開いた「大鵬」に2006年に入店し、親子で腕を振るう。四川や雲南を中心に中国にも足繁く通い、現地の技術を吸収。2021年「田舎の大鵬」をオープンした。

店舗情報店舗情報

田舎の大鵬
  • 【住所】京都府綾部市八津合町山ノ神65‐1
  • 【電話番号】なし(予約はインスタグラムのDMから)
  • 【営業時間】3月~6月は12:00~ 7~9月は17:30~
  • 【定休日】毎月1日、他に不定休あり
  • 【アクセス】JRほか「京都駅」より車で約1時間半
26年夏号「夏はガツンと肉中華」
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dancyu2026年夏号
A4変型判(160頁)
2026年6月5日発売/1,500円(税込)

文:本庄 彩 撮影:エレファント・タカ

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