
料理研究家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩の吉田愛さんの家忘年会に潜入。「つまみをセッション形式でつくりながら飲む」と聞いて、お題を出してみた。本格麦焼酎“いいちこスペシャル”のソーダ割りと相性のいい「肉系メイン」とは?二人が出した答えがコレだ。

「いいちこスペシャル」(写真右)は、特別に開発した酵母で醸した焼酎原酒を樽で熟成させているため、美しい琥珀色とバニラのような甘い香りが楽しめる長期貯蔵の本格麦焼酎。フレーバーが持つ甘味とコク、上品さが、肉料理の旨味をグッと持ち上げると定評がある。また、「いいちこスペシャル」 をハイボールに仕上げたのが『iichiko SPECIALHIGHBALL』(左)。パッケージデザインも「いいちこスペシャル」の世界観をそのままに表現している。特別な日に飲みたい、プレミアムな1本だ。

こちらからのお題に対し、きじまさんが考案したのが“スペアリブの中国東北風スパイス焼き”。下ゆでし、そのゆで汁に半日漬けて肉の味をなじませたスペアリブ。これを魚焼きグリルで香ばしく焼き、クミンシードや花椒などからなるミックススパイスをたっぷりとかけて完成する一皿だ。
「これ、すごいです。味わいの濃いスペアリブなのに、どんどん食べられる。“いいちこスペシャル”のソーダ割りがグイグイ進みます」(吉田)。
「“いいちこスペシャル”はバニラのような香りがしっかりあるから、スパイスと相性がいい。口内から肉の余分な脂を洗い流した後も、焼酎の余韻が残ります。濃厚な骨付き肉の料理に合わせても、風味で負けませんよ!」(きじま)。
| 豚スペアリブ | 800g |
|---|---|
| 長ねぎ | 1本(白い部分) |
| パクチー | 適量 |
| クミンシード | 大さじ2 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| 塩(浸ける用) | 大さじ1/2 |
| 韓国産粗挽き唐辛子 | 大さじ2 |
| 白煎り胡麻 | 大さじ1 |
| フライドガーリック | 大さじ1(砕く) |
| 花椒 | 小さじ1 |
| 塩(ミックススパイス用) | 小さじ1/2 |
スペアリブは骨の裏についた膜に切り目を入れ、熱湯で下ゆでする。煮立ったらアクをひき、ごく弱火で10分ほどゆでる。
保存容器にスペアリブを入れ、砂糖と塩を加えた後、ひたひたになるまでゆで汁(600ml目安)を加えて冷ます。できれば2時間~半日置く。
クミンシードをから煎りして韓国産粗挽き唐辛子、白煎り胡麻、フライドガーリック、花椒、塩と混ぜ、ミックススパイスをつくる。

長ねぎは縦半分に切って芯を除き、斜め薄切りに。冷水に晒した後、水気をきって白髪ねぎにする。パクチーはざく切りにする。
2の汁気をきって、予熱しておいた魚焼きグリルで焼く。焼き時間の目安は、上・下火とも強火で約8分。

器に盛ってミックススパイスをかけ、パクチーと白髪ねぎを添える。

対する吉田さんが出した答えは“手羽中の柚香揚げ”。「初めて『いいちこスペシャル』を飲んだとき、気品ある香りの華やかさ、爽やかさが印象に残りました。柚子の上品な酸味と合わせたいと思って、生姜もにんにくも下味に使っていません」(吉田)
「愛ちゃんの“手羽中の柚香揚げ”は、僕のスペアリブのパンチある味つけと逆ベクトル。爽やかな柚子の風味がいいね!」(きじま)
| 手羽中 | 8本 |
|---|---|
| れんこん | 100g |
| 片栗粉 | 適量 |
| サラダ油 | 適量 |
| クレソン | 1束 |
| 柚子の皮 | 適量(仕上げ用) |
| 柚子の実 | 適量(仕上げ用) |
| 醤油 | 大さじ2 |
| 酒 | 大さじ1 |
| 柚子の搾り汁 | 大さじ1 |
| オリーブオイル | 大さじ1/2 |
| わさび | 小さじ1/4~1/2 |
| 塩 | 少々 |
手羽中は皮目の反対側に骨に沿って2本の切れ目を入れたら、厚手のポリ袋に、醤油、酒、柚子の搾り汁を合わせたタレとともに入れ、よくもみ込んでから口を閉じ、10分ほど置く。途中で上下を返す。

れんこんは皮をむいて8mm幅の半月切りにし、片栗粉を薄くまぶす。
油を170~180℃に熱し、1の手羽中を入れて全体がきつね色になるまで4分ほど揚げ、油をきる。2のれんこんも1分ほど揚げ、油をきって塩 (分量外) を軽くふる。

クレソンを3cmほどの幅に切り、オリーブオイルとわさびと塩でさっと和える。
器に3を盛り合わせ、柚子の皮を散らし、4とカットした柚子の実を添える。

肉メインの2皿が完成し、ようやく家忘年会がスタート!12月は人と集まる機会がグッと増える時季。ぜひ2人が考案した骨付き肉料理をつくりながら、“いいちこスペシャル”でスペシャルな家忘年会といこう!乾杯!


祖母も母も料理研究家で自身も同じ道に。酒好きで、外飲みも家飲みも大好き。著書に日常食のレシピのほか、つまみ系は『まいにち絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)など。

料理研究家。佳肴の匂いが漂う居酒屋 を嗅ぎつけ、物怖じせずひとり酒に耽るアクティブ派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『和気藹々 海鮮つまみ』(成美堂出版)など。
三和酒類
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