
料理研究家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩の吉田愛さんの家忘年会に潜入。「つまみをセッション形式でつくりながら飲む」と聞いて、お題を出してみた。冬野菜を使った“爆速スターターつまみ”とは?きじまさんが出した答えがコレだ!
| 春菊 | 1束 |
|---|---|
| 鯛の刺身 | 80g |
| 揚げ玉 | 大さじ3 |
| 白煎り胡麻 | 小さじ1/2 |
| A | |
| ・ コチュジャン | 大さじ1 |
| ・ 酢 | 大さじ1/2 |
| ・ 醤油 | 大さじ1/2 |
| ・ 胡麻油 | 大さじ1/2 |
| ・ 砂糖 | 小さじ1 |
刺身に塩(分量外)をふる。
春菊は葉をしごきとって、冷水にさらす。茎の部分は小口切りにする。

ボウルにAを入れ、混ぜ合わせてタレをつくる。
1の刺身と2の春菊を 水気をきってから入れて和え、揚げ玉と胡麻を散らす。


生の春菊はハーブのような爽やかさで、鯛の刺身がご馳走感を演出する。揚げ玉もいい仕事っぷり。噛むほどに複雑味が酒を呼ぶ。

12月は人と集まる機会がグッと増える時季。ぜひ2人が考案した料理をつくりながら家忘年会といこう!乾杯!


祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。

料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。
この記事は26年冬号「名酒場の感動つまみ」に掲載したものです。

文:岡野孝次 撮影:工藤睦子