
初めてのビジュアルとおいしさに、二度ビックリする、やっこつまみです。料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!
【きじま】以前、やっこだけでレシピ本をつくったときに一番反響があったのが「黒いやっこ」。濃厚な練り胡麻がずしっと食べごたえのある木綿豆腐によく合います。
練り胡麻に水を少しずつ加えながら粘度を調整するのがポイント。
木綿豆腐 | 1丁 |
---|---|
A | |
・ 黒練り胡麻 | 大さじ1と1/2 |
・ 醤油 | 大さじ1と1/2 |
・ 砂糖 | 小さじ2 |
水 | 大さじ1~1と1/2 |
クコの実 | 適宜(あれば) |
黒煎り胡麻 | 適宜(お好みで) |
豆腐は半分に切り、キッチンペーパーで包んで5分ほど置き、水気をきる。あればクコの実は水で戻す。
Aを混ぜ、水を少しずつ加えてのばし、たれをつくる。
器に豆腐を盛ってたれをかけ、好みで胡麻をふり、クコの実をのせる。
祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。
料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:伊藤徹也