おうち薬膳レシピ
【火を使わないお手軽薬膳レシピ】長いもが気の巡りをよくする「梅とろろうどん」

【火を使わないお手軽薬膳レシピ】長いもが気の巡りをよくする「梅とろろうどん」

火を使わない手軽なレシピです。すりおろした長いもが気の巡りをよくします。長いもや梅干しは春の乾燥対策にも◎。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その③「冷凍うどん」

実家の両親が営む飲食店の「焼きうどん」が子供の頃から大好きです。加えてうどんは夫の好物でもあるので、いつもストックしています。体調不良や多忙で料理をするのがしんどいとき、レンチンして使える手軽さとアレンジのしやすさに何度も助けられました。体調に合わせて食材をプラスすれば、手間をかけずにワンボウル薬膳がつくれます。

“梅とろろうどん”のつくり方

材料材料 (2人分)

冷凍うどん2玉(360g)
長いも200g
梅干し1粒(大)
麺つゆ大さじ2~2と1/2(2倍濃縮タイプ)
白煎り胡麻適量
揚げ玉適量
青じそ適量(せん切り)

1下ごしらえ

長いもは皮をむいてすりおろす。梅干しは種を除いて粗く刻む。

2うどんを加熱する

うどんは袋の表示通りに電子レンジで加熱し、冷水にとって締め、水気をきる。

3仕上げ

器に②を盛って麺つゆ、長いもをかけ、梅干し、胡麻、揚げ玉、青じそをのせる。

完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。