
火を使わない手軽なレシピです。すりおろした長いもが気の巡りをよくします。長いもや梅干しは春の乾燥対策にも◎。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。
実家の両親が営む飲食店の「焼きうどん」が子供の頃から大好きです。加えてうどんは夫の好物でもあるので、いつもストックしています。体調不良や多忙で料理をするのがしんどいとき、レンチンして使える手軽さとアレンジのしやすさに何度も助けられました。体調に合わせて食材をプラスすれば、手間をかけずにワンボウル薬膳がつくれます。
冷凍うどん | 2玉(360g) |
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長いも | 200g |
梅干し | 1粒(大) |
麺つゆ | 大さじ2~2と1/2(2倍濃縮タイプ) |
白煎り胡麻 | 適量 |
揚げ玉 | 適量 |
青じそ | 適量(せん切り) |
長いもは皮をむいてすりおろす。梅干しは種を除いて粗く刻む。
うどんは袋の表示通りに電子レンジで加熱し、冷水にとって締め、水気をきる。
器に②を盛って麺つゆ、長いもをかけ、梅干し、胡麻、揚げ玉、青じそをのせる。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝