きじまりゅうたさん&吉田愛さんのおつまみレシピ
【20年以上通う居酒屋の名物料理】どうしても再現できない!長芋すりおろしを鉄皿に盛った「ピンピン焼き」

【20年以上通う居酒屋の名物料理】どうしても再現できない!長芋すりおろしを鉄皿に盛った「ピンピン焼き」

料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!15品目はきじまさんの「ピンピン焼き」。鉄板が熱いうちに全体をよ~く混ぜてハフハフ言いながら食べて!

お題その7「名店『リスペクト』つまみ。」

【きじま】かれこれ20年以上通っている居酒屋の名物料理。すりおろした長芋と具を混ぜ、熱々の鉄皿に盛って提供される。料理のおいしさはもちろん、そのビジュアルや時間経過とともに変化する味わい(卵や長いもがじわじわ焼けて固まる)が魅力。どうやっても本家に近づけないので、具を多めにしました(笑)。

“ピンピン焼き”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

長芋100g
ゆでだこ100g
ゆで海老100g
1個
小さじ1/4
サラダ油適量
A
・ 青海苔小さじ1/2
・ 刻み海苔適量
・ 醤油適量

1下ごしらえ

たこは幅5mmに切る。海老は1cm角に切る。

2混ぜる

長芋は皮をむいてすりおろし、塩を混ぜる。①も加えて混ぜる。

3焼く

鉄鍋(ステーキ皿やスキレットなど)を弱めの中火で熱し、サラダ油をひいて②を流し入れ、卵をのせる。底面にしっかり焼き色がついたら火から下ろしてAをかけ、混ぜながら食べる。

完成

教える人

きじまりゅうた 料理研究家

きじまりゅうた 料理研究家

祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。

吉田 愛 料理研究家

吉田 愛 料理研究家

料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:伊藤徹也

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。