有賀薫さんの偏愛食材レシピ
大根のほのかな苦味を生かす"大根と鯖缶のカレースープ"

大根のほのかな苦味を生かす"大根と鯖缶のカレースープ"

大根には独特の苦味がありますが、カレーにするとそれがおいしく作用するように思います。他のスープより大ぶりに切ることで、大根の醍醐味である「味しみ」が楽しめます。料理研究家の有賀薫さんに大好きな食材とそれを使ったレシピを教えてもらいました。

“大根と鯖缶のカレースープ”のつくり方

材料材料 (2人分)

大根5~6cm(250g)
玉ねぎ1/2個
生姜30g(すりおろす)
鯖水煮缶1缶(200g)
カレールウ30g

1具材をカットする

大根は皮をむき、縦四つ割りにして乱切りにする。玉ねぎは薄切りにする。

2煮る

鍋に大根、玉ねぎ、生姜、水550~600mlを入れて中火にかける。煮立ったら弱火にして蓋をし、大根が柔らかくなるまで20分ほど煮る。

3鯖とカレールウを加える

鯖水煮は缶汁を捨てておおまかにほぐし、②に加える。カレールウも刻んで加え、とろみがついたら火を止める。つくって半日置くと味がしみておいしい。

完成

教える人

有賀 薫 料理研究家

有賀 薫 料理研究家

2011年より毎日SNSでスープのある生活を発信。スープから始まるライフスタイルを提案している。実験イベント“スープ・ラボ”はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数主催。著書に『スープ・レッスン』(プレジデント社)、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)、『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)など多数あり。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。