ブロックベーコンを塊のまま調理し、食べごたえのあるスープをつくります。ベーコンの味と存在感が強いので、かぶも切らずにごろんと調理して、具材同士のバランスをはかります。料理研究家の有賀薫さんに大好きな食材とそれを使ったレシピを教えてもらいました。
ベーコンのスープレシピは、数えだしたらきりがないほど。具として、旨味出しとしてスープのおいしさを高めてくれます。ただし、ベーコンは薫香が強く、むやみにスープに入れるとすべて「ベーコン味」になってしまうため、上手に使いこなしたい食材です。
ベーコン | 150g(ブロック) |
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かぶ | 4個 |
塩 | 小さじ1/2~2/3 |
粒マスタード | 少々 |
かぶは皮をむき、葉は1株分を長さ5cmに切る。ベーコンは半分に切る。
鍋にベーコンとかぶを重ならないように並べて入れ、水をひたひたになるまで注ぐ(目安は約700ml)。中火にかけ、煮立ったら弱火にして、クッキングペーパーやアルミホイルで落とし蓋をして15分ほど煮る。
②にかぶの葉を加えてさらに10分ほど煮る。かぶに串を刺してスッと通るまで柔らかくなったら、味見をして塩で調える。器に盛り、粒マスタードを添える。
2011年より毎日SNSでスープのある生活を発信。スープから始まるライフスタイルを提案している。実験イベント“スープ・ラボ”はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数主催。著書に『スープ・レッスン』(プレジデント社)、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)、『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)など多数あり。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝