ウー・ウェンさんの「蒸す」がおいしい、秋のおうち中華
ピリ辛だれが酒との相性も良い"蒸しささみのシンプル和え麺"

ピリ辛だれが酒との相性も良い"蒸しささみのシンプル和え麺"

鶏ささみも「ゆでる」より「蒸す」ほうが、柔らかジューシー。豆板醤や花椒入りのピリ辛だれをからめれば、それだけで酒の肴。これを中華麺と和えれば立派な主食。みょうがとミントの香りで爽やかに。魅力的な蒸し料理を料理家のウー・ウェンさんに教えてもらいました。

“蒸しささみのシンプル和え麺”のつくり方

材料材料 (2人分)

鶏ささみ4本
塩麹大さじ1/2
中華生麺2玉
★ ピリ辛だれ
・ 豆板醤小さじ1
・ 醤油大さじ1
・ 黒酢大さじ1
・ 花椒粉小さじ1/3
・ 胡麻油大さじ1
みょうが2個分(小口切り)
ミントの葉適量

1下ごしらえ

鶏肉は塩麹をからめて冷蔵庫で一晩置く。

2鶏肉を蒸す

①を蒸し器にのせ、沸騰した鍋にのせ、蓋をして強火で1分、弱火で5分蒸す。火を止めてそのまま10分ほど置く。粗熱が取れたら、手で食べやすい大きさに裂いてボウルに入れる。

鶏肉を蒸す
蓋をして、強火で1分、弱火で5分蒸し、火を止めて10分。多めに蒸せば、サラダにも便利。

3和える

ピリ辛だれの材料を混ぜ合わせ、②に加えて和える。

和える
ピリ辛だれを加えて和える。たれは豆板醤や黒酢、花椒粉などを使ってパンチを出す。手づくりならではのおいしさ。

4仕上げ

中華生麺は表示通りにゆで、水にさらして水気をしっかりときる。③と和えて器に盛り、みょうがとミントの葉を散らす。

完成

教える人

ウー・ウェン

ウー・ウェン 料理家

「ウー・ウェン クッキングサロン」主宰。医食同源が根づいた中国の家庭料理とともに、中国の暮らしや文化を伝えている。著書に『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』『ウー・ウェンの炒めもの』『ウー・ウェンの 煮もの あえもの』(いずれも高橋書店)など多数。
Instagram@wuwen_cookingsalon

この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。

四季dancyu2023 秋
四季dancyu2023 秋
A4変型判(120頁)
2023年9月13日発売/1,200円(税込み)

文:松原京子 写真:木村 拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。