
豚肉は挽き肉ではなく、こま切れを刻み、調味料をよく混ぜてしっとりとさせると、蒸してもジューシー。アツアツはもちろん、冷めてもおいしくいただけます。魅力的な蒸し料理を料理家のウー・ウェンさんに教えてもらいました。
| ★ 豚肉餡 | |
|---|---|
| ・ 豚肉 | 250g(こま切れ) |
| ・ 胡椒 | 少々 |
| ・ 酒 | 大さじ1 |
| ・ 醤油 | 大さじ1/2 |
| ・ オイスターソース | 大さじ1/2 |
| ・ 玉ねぎ | 50g(みじん切り) |
| ・ パン粉 | 15g |
| ・ 胡麻油 | 大さじ1/2 |
| シュウマイの皮 | 大16枚 |
| 粒マスタード | 適量 |
豚肉は細かく刻む。挽き肉を使うより肉のおいしさが味わえ、蒸してもボソボソしない。

①をボウルに入れ、胡椒、酒、醤油、オイスターソースの順に加え、そのつど、箸で混ぜる。

玉ねぎ、パン粉、胡麻油の順に加え、そのつど箸で混ぜ、しっとりとさせる。手で混ぜると手の温度で脂が溶けてくるので、箸で混ぜる。

シュウマイの皮に③を適量ずつのせる。16等分が目安。

左手の指で底を押さえながら右手の指でひだを寄せ、形を整える。

クッキングペーパーを敷いた蒸し器に並べ、沸騰した鍋にのせ、蓋をして強火で12分ほど蒸す。器に盛り、粒マスタードを添える。



「ウー・ウェン クッキングサロン」主宰。医食同源が根づいた中国の家庭料理とともに、中国の暮らしや文化を伝えている。著書に『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』『ウー・ウェンの炒めもの』『ウー・ウェンの 煮もの あえもの』(いずれも高橋書店)など多数。
Instagram@wuwen_cookingsalon
この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。

文:松原京子 写真:木村 拓