バターたっぷりの生地に加えて、さらに溶かしバターで香ばしく焼き上げます。仕上げにもバターをのせるというバター三昧の一品です!フランス料理研究家の上野万梨子さんに、フランスならではの料理とお菓子を教えてもらいました。
バターをたっぷりひいて焼くことで、クレープならではのシワが寄ります。
A | |
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・ 卵 | 1個 |
・ 卵黄 | 2個分 |
・ 牛乳 | 280ml |
・ 塩 | ひとつまみ |
・ グラニュー糖 | 大さじ2 |
・ 小麦粉 | 120g(ふるう) |
・ バター | 50g(食塩不使用) |
溶かしバター | 適量(有塩) |
レモン | 適量 |
バター | 適量 |
砂糖 | 適量 |
ボウルにAの卵、卵黄を入れ、泡立て器でよくほぐす。さらに牛乳、塩、グラニュー糖を加えてよく混ぜる。小麦粉をもう一度ふるって加え、半日以上休ませる。
休ませておいた①の生地を、室温くらいにしてバターを溶かして加える。
クレープパンを弱火にかけて全体を熱し、弱めの中火にして、溶かしバターをひく。布を巻きつけたフォークなどを使うと多めにひける。
すぐに生地をお玉半量ほど流し、クレープパンを回して全体にのばして焼く。穴があったら生地を足して埋める。
生地がクレープパンの縁から離れ始め、焼き色がついたら裏返し、もう片面もさっと焼く。器に広げて砂糖少々をふり、レモンを搾り、形よくたたんで、バターをのせる。仕上げに砂糖をふる。
東京生まれ。大学時代より料理研究家の飯田深雪氏に師事。料理家を志し、パリに留学する。1976年、ル・コルドン・ブルー・パリ校卒業。帰国後の77年、東京の実家にてフランス料理教室をはじめる。80年、「オムレツやスープもフランス料理です」というメッセージをこめた初めての著書『シンプルフランス料理』(文化出版局)を上梓。重厚なイメージだったフランス料理を日本の家庭に普及させた功績は大きい。基本の上にたつ自由な発想の料理と、新しい時代を開く料理家としての生き方で人気を博す。多くの雑誌やテレビなどの媒体で活躍するなか、91年、パリ左岸に自宅を移す。以来、日本とフランス、二つの国の食と生活文化に関わる企画・編集・発信を続ける。『WA-fumi, à la rencontre des saveurs du Japon』(Flammarion)、初の書き下ろしエッセイ『パリのしあわせスープ 私のフランス物語』(世界文化社)、『アペロでパリをつまみ食い』(光文社)、『小さなフランス料理の本』(NHK出版)など著書多数。
※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。
文:瀬川慧 撮影:武田正彦