
米と鶏肉を炊飯器に入れて普通に炊くだけで旨味たっぷりなチキンライスができます。きゅうり、わけぎや香菜などの野菜とともに、バター生姜ソースをかけて召し上がれ。料理を引き立てるバターを使ったレシピを、料理研究家の大庭英子さんに習いました。
ソースの味わいまろやかな、バター風味のシンガポールチキンライスです。鶏肉はむね肉でつくってさっぱりと。
| 米 | 2合 |
|---|---|
| 水 | 炊飯器2合の目盛り分 |
| 酒 | 大さじ2 |
| 鶏むね肉 | 大1枚(300g) |
| きゅうり | 2本 |
| わけぎ | 50g(小口切り) |
| 香菜 | 1〜2袋 |
| ミント | 適量 |
| ★ バター生姜ソース | |
| ・ バター | 50g |
| ・ 生姜 | 30g(すりおろし) |
| ・ 塩 | 小さじ2/3 |
| ・ 胡椒 | 少々 |
| 白煎り胡麻 | 適量 |
鶏むね肉は室温にもどす。米は洗い、ザルにあげて水気をきる。

炊飯器に米を入れて水を注ぎ、酒を加えて鶏肉をのせて普通に炊く。
フライパンにバターを溶かして生姜を加えて炒め、塩、胡椒してソースをつくる。

きゅうりは5mm角に切る。香菜、ミントは長さ2cmに切る。
炊き上がったら鶏肉を取り出す。ご飯全体を混ぜて器に盛り、鶏肉は幅6~8mmのそぎ切りにしてご飯にのせ、胡麻を全体にふる。わけぎ、④をあしらい、バター生姜ソースをかける。

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。
※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。

文:中村裕子 撮影:原ヒデトシ