料理を引き立てるバターのレシピ
香菜が爽やかに香るさっぱりとした"チキンライスバター生姜ソース"

香菜が爽やかに香るさっぱりとした"チキンライスバター生姜ソース"

米と鶏肉を炊飯器に入れて普通に炊くだけで旨味たっぷりなチキンライスができます。きゅうり、わけぎや香菜などの野菜とともに、バター生姜ソースをかけて召し上がれ。料理を引き立てるバターを使ったレシピを、料理研究家の大庭英子さんに習いました。

“チキンライスバター生姜ソース”のつくり方

ソースの味わいまろやかな、バター風味のシンガポールチキンライスです。鶏肉はむね肉でつくってさっぱりと。

材料材料 (4〜5人分)

2合
炊飯器2合の目盛り分
大さじ2
鶏むね肉大1枚(300g)
きゅうり2本
わけぎ50g(小口切り)
香菜1〜2袋
ミント適量
★ バター生姜ソース
・ バター50g
・ 生姜30g(すりおろし)
・ 塩小さじ2/3
・ 胡椒少々
白煎り胡麻適量

1下ごしらえ

鶏むね肉は室温にもどす。米は洗い、ザルにあげて水気をきる。

下ごしらえ
洗った米の上に鶏肉をのせて普通に炊くだけ。鶏肉の旨味がご飯全体にしみ渡ります。

2炊く

炊飯器に米を入れて水を注ぎ、酒を加えて鶏肉をのせて普通に炊く。

3ソースをつくる

フライパンにバターを溶かして生姜を加えて炒め、塩、胡椒してソースをつくる。

ソースをつくる
バターを焦がさずに溶かしたところに、生姜を加えてソースをつくります。生姜たっぷり、がポイント。

4野菜類をカットする

きゅうりは5mm角に切る。香菜、ミントは長さ2cmに切る。

5仕上げ

炊き上がったら鶏肉を取り出す。ご飯全体を混ぜて器に盛り、鶏肉は幅6~8mmのそぎ切りにしてご飯にのせ、胡麻を全体にふる。わけぎ、④をあしらい、バター生姜ソースをかける。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。

※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。

技あり!dancyuバター
技あり!dancyuバター
A4変型 判( 112 頁)
ISBN: 9784833478236
2019年12月23日発売 / 880円(税込)

文:中村裕子 撮影:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。