おなじみのアサリの白ワイン蒸しに、バターと味噌を加えて、より濃厚な味わいに。アサリから出た旨味を吸ったエリンギも美味。料理を引き立てるバターを使ったレシピを、料理研究家の大庭英子さんに習いました。
アサリは「砂出しずみ」と書かれているものでも、少量の砂が残っていることもあるので、塩水につけて再度砂を吐かせておくと安心。
アサリ | 360g |
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エリンギ | 1袋(100g) |
にんにく | 小1片分(みじん切り) |
バター | 大さじ2 |
白ワイン | 大さじ1 |
味噌 | 大さじ1〜2 |
小ねぎ | 20g |
アサリはバットに入れて、海水程度の塩水に浸して砂を吐かせ、水を換えて、両手で殻をこすり合わせるようにして2回ほど洗い、水気をきる。
エリンギは根元を少し切り落とし、縦半分に切ってから長さ3cmに切る。小ねぎは長さ5〜6cmに切る。
フライパンにバター、にんにくを入れて香りよく熱し、エリンギを加えて弱火でしんなりするまで炒める。アサリを加えてさっと炒め、中火にして白ワインをふり入れる。蓋をして4〜5分、殻が開くまで蒸し煮する。
蒸し汁に味噌を溶き入れて小ねぎを加え、炒め合わせてしんなりしたら器に盛る。
シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。
※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。
文:中村裕子 撮影:原ヒデトシ