小堀紀代美さんの誰かを呼ぶ日のご馳走レシピ
食欲を刺激する香りと深い旨味"煎り胡麻芹ご飯と牡蠣の海苔スープ"

食欲を刺激する香りと深い旨味"煎り胡麻芹ご飯と牡蠣の海苔スープ"

胡麻と芹をたっぷり使った香り高い炊き込みご飯と、滋味深い旨味を堪能できる牡蠣のスープです。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。

“煎り胡麻芹ご飯と牡蠣の海苔スープ”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

★ 煎り胡麻芹ご飯
2合
煎り胡麻大さじ2
小さじ1/4
1袋(長さ2~3cmに切る)
★ 牡蠣の海苔スープ
牡蠣12粒
片栗粉少々(または小麦粉)
だし汁600ml(鰹と昆布の混合(*))
大さじ2
ナンプラー小さじ1(またはうす口醤油)
黒海苔適量
あおさ海苔適量
黒胡椒少々

*昆布5gと鰹節15gに熱湯700mlを注ぎ、1~2分蒸らしてから漉すと手軽にとれる。

1ご飯を炊く

米は研ぎ、煎り胡麻と塩、水360mlを加えて炊く。あれば芹の根をよく洗ってみじん切りにして一緒に炊いてもいい。

2芹を混ぜる

炊き上がったら数分蒸らし、芹を混ぜる。

芹を混ぜる
鍋で炊く場合、芹以外の材料を入れて強火にかけ、沸騰したらごく弱火で10分炊き、最後に10秒強火にして水分をとばす。火を止めて10分蒸らして芹を混ぜる。

3牡蠣を洗う

牡蠣は片栗粉(または小麦粉)をまぶしてからよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭う。

4蒸し煮にする

鍋に③を入れて強火にかけ、から炒りする。表面が乾いたら酒をふって蓋をし、1~2分蒸し煮にする。

5仕上げ

だし汁を加え、ひと煮立ちしたらアクを取る。ナンプラーを加え、味をみて足りなければ塩(分量外)で調える。器に盛り、海苔2種を加え、胡椒をふる。

完成

教える人

小堀紀代美

小堀紀代美

料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。

四季dancyu 2022秋
四季dancyu 2022秋
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833481502
2022年9月12日発売/1,100円(税込)

文:藤井志織 撮影:山田 薫