味噌を使いこなす基本レシピ
ピリ辛で濃厚な味わいが酒を呼ぶ"油揚げの味噌漬け"

ピリ辛で濃厚な味わいが酒を呼ぶ"油揚げの味噌漬け"

にんにく、生姜、胡麻油に一味唐辛子をプラスした味噌の表面を香ばしく焼いた、酒を呼ぶつまみです。香りもごちそうの絶品つまみができあがります。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“油揚げの味噌漬け”のつくり方

材料材料 (2枚分)

油揚げ2枚(やや厚めのもの)
★ 漬け味噌
・ 味噌100g
・ 酒大さじ2
・ にんにく少々(すりおろし)
・ 生姜汁小さじ1
・ 胡麻油大さじ1/2
・ 一味唐辛子小さじ1/3~1/2
長ねぎ少々(せん切り)

1漬け味噌をつくる

ボウルに漬け味噌の材料をすべて入れ、なめらかになるまで混ぜる。

2漬ける

油揚げより大きくラップを広げ、漬け味噌の1/4量を塗り、油揚げをのせて残りの1/4量を塗ってラップで包む。残りも同様にしてバットに並べ、冷蔵庫で3~4日漬け込む。

3仕上げ

油揚げの表面の味噌を手で拭い取り、ガス台のグリルに入れて弱めの中火で焼く。取り出して食べやすく切り、器に盛ってねぎをのせる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ みそ
料理の手ほどき さしすせそ みそ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478564
2020年3月31日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。