酒粕と味噌に漬けることで、まろやかな甘味を感じる焼き魚に。ご飯にもお酒のお供にも最適です。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
生鮭 | 4切れ(切り身) |
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塩 | 適量 |
★ 漬け味噌 | |
・ 酒粕 | 100g |
・ 味噌 | 30g |
・ 塩 | 小さじ1/3 |
・ 水 | 大さじ3 |
★ つけ合わせ | |
・ 生椎茸 | 4個 |
・ オクラ | 8本 |
・ オクラ用の塩 | 少々 |
材料を鍋に入れて混ぜ、弱火にかけて練り合わせ、塩が溶けたら火を止める。
鮭の両面に塩をふり、30分~1時間おく。
鮭の表面に出てきた水気を拭き取る。
ラップを4枚広げて漬け味噌を1/8ずつ鮭の大きさに広げながら塗る。鮭をのせ、残りの漬け味噌をそれぞれ均等に鮭に塗ってラップで包み、冷蔵庫で漬け込む。半日~1日後から食べられる。
鮭の味噌粕漬けを室温にもどし、漬け味噌を洗い落として水気を拭き、長さを半分に切る。生椎茸は石突きを切り落として縦半分に切る。ガス台のグリルを熱して鮭を並べて入れ、椎茸ものせて8分ほど焼く。
オクラはガクのまわりをぐるりとむき、塩を加えた熱湯でゆでてザルにあげる。器に鮭、椎茸とともに盛り合わせる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:野口健志