食事をおいしくしてくれて、食欲増進の役割も果たす味噌汁は、主役にはならないけれど、日本の食文化を支えてくれる、縁の下の力持ち。野菜たっぷりの食べる味噌汁は、献立づくりに活躍します。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
味噌は煮すぎると香りがとんでしまうので、仕上げに加えるのがポイントです。
好みの味噌で納得の味をつくってください!
なす | 2個 |
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油揚げ | 1/2枚 |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
だし汁 | 2カップ |
味噌 | 大さじ2 |
みょうが | 少々(輪切り) |
なすはへたを切り、ピーラーで縦に3本縞になるように皮をむく。こうすると味がしみやすくなる。厚さ1cmの輪切りにし、油揚げは半分に切って幅8mmに切る。
鍋にサラダ油を熱してなすを入れ、弱めの中火で炒める。油はなすと相性がいいので、まろやかになっておいしさが増す。
少ししんなりしたら、だし汁を注いで油揚げを加え、煮立ってきたら蓋をして弱火で10分ほど、なすがやわらかくなるまで煮る。
味噌こし器を通しながら味噌を溶き入れ、みょうがを加えひと煮して器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:鈴木泰介