醤油のおいしさを実感する基本レシピ
基本の"ブリ大根"のつくり方

基本の"ブリ大根"のつくり方

ブリの煮汁で大根を煮ることで、重厚な旨味が大根の隅々まで染みわたります。料理に深みや香りを与えてくれる万能調味料、醤油。改めてそのおいしさを実感するレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“ブリ大根”のつくり方

材料材料 (4人分)

ブリ3切れ(切り身)
大根12cm
大さじ1(大根の下ゆで用)
★ 煮汁
・ 水1/3カップ
・ 酒大さじ4
・ みりん大さじ2
・ 砂糖大さじ1
・ 生姜の皮小1片分
だし汁1カップ(または水)
醤油大さじ1
生姜適量(せん切り)

1大根の下ゆでをする

大根は厚さ3cmの輪切りにして皮を厚めにむき、半分に切り、面取りする。鍋に入れて多めの水(分量外)、米を入れて中火にかけ、煮立ってきたら蓋をして弱火で20分ほど、やわらかくなるまでゆでて、そのまま冷まし、米を洗い落とす。

大根の下ゆでをする

2ブリをカットする

ブリは1切れを3~4等分に切る。

ブリをカットする

3ブリを煮る

鍋に煮汁の材料をすべて入れて煮立て、ブリを1切れずつ入れ、蓋をして弱火で12~15分煮る。

ブリを煮る

4大根を煮る

ブリを取り出して大根を入れ、だし汁または水を加える。煮立ってきたら醤油を加え、蓋をして弱火で15分ほど煮る。

大根を煮る

5ブリを戻す

ブリを戻し入れてさらに5分ほど煮る。

6仕上げ

器にブリと大根を盛り合わせ、煮汁を注いで生姜を盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ』に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478519
2020年2月29日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。