荻野恭子さんの手づくり調味料レシピ
香味野菜がフレッシュな"鮭の南蛮漬け"

香味野菜がフレッシュな"鮭の南蛮漬け"

野菜と一緒に漬け込まず、揚げ焼きにした鮭に香味野菜をたっぷりと添えて、甘酢ソースを回しかけた彩り鮮やかなメイン料理です。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

“鮭の南蛮漬け”のつくり方

赤唐辛子を柚子胡椒に代えて、爽快な辛さと香りが楽しめる。みょうがや青じその風味もいいアクセントに。
鮭以外にもお好みの魚で。

材料材料 (2人分)

生鮭2切れ
少々
少々
小麦粉大さじ1
片栗粉大さじ1
揚げ油適量
A
・ 柚子胡椒小さじ1
・ 砂糖大さじ1
・ 酢大さじ1(または柚子果汁)
・ 水大さじ1
みょうが適量
青じそ適量
長ねぎ適量
生姜適量

1下ごしらえ

生鮭は1切れを4等分に切り、酒と塩をからめて10分ほど置き、水気を拭き取る。

2甘酢ソースをつくる

みょうが、青じそ、ねぎ、生姜はそれぞれせん切りにし、水にさらしてシャキッとさせてから水気をしっかり取る。Aの材料を混ぜ合わせて甘酢ソースをつくる。

3鮭を揚げ焼きにする

フライパンに油を1〜2cmほど入れて中火で熱する。①に小麦粉をはたいてから片栗粉をまぶし、両面を揚げ焼きにする。

4仕上げ

器に③を盛り、②の香味野菜をのせ、上から甘酢ソースを回しかける。

完成

教える人

料理研究家 荻野恭子

料理研究家 荻野恭子

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。

四季dancyu 2022秋
四季dancyu 2022秋
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833481502
2022年9月12日発売/1,100円(税込)

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。