素材の水分量を調整した、みずみずしくも旨味が濃い仕上がりのサラダです。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。
味がぼやけないポイントは、春菊の水気をしっかり取ること。
きのこは少量の胡麻油で焼きつけて香ばしく仕上げると水分が出ずに歯ざわりよく仕上がります。
春菊 | 1束 |
---|---|
きのこ類 | 合わせて200g(椎茸やしめじなど(幅1cmに切る)) |
胡麻油 | 大さじ2 |
塩 | 適量 |
黒胡椒 | 適量 |
A | (それぞれ合わせておく) |
・ 醤油 | 小さじ1 |
・ ワインビネガー | 小さじ1(あればシェリービネガー) |
・ 玉ねぎ | 大さじ2(みじん切り) |
B | (それぞれ合わせておく) |
・ レモン汁 | 大さじ1 |
・ 白煎り胡麻 | 大さじ1 |
・ 粗挽き赤唐辛子 | 小さじ1/2 |
・ 塩 | ひとつまみ |
春菊は洗ってシャキッとさせ、ザルにあげてキッチンペーパーで水気を拭く。葉は食べやすい大きさに手でちぎり、茎は薄切りにする。
フライパンに胡麻油の半量を入れて中火にかけ、きのこを入れ、触らずに焼く。水分がとんでパチパチと音がして、香ばしく色づいたら上下を返す。
両面が色づいたら塩ひとつまみ強と黒胡椒をふり、さっと炒める。Aを加えて炒め合わせ、ボウルに移す。
①を加え、残りの胡麻油を回しかけて大きく混ぜ、Bを加えて和える。味をみて足りなければ塩で調え、器に盛り、赤唐辛子少々(分量外)をふる。
料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。
文:藤井志織 撮影:山田 薫