
 
  
 しっかり酢が決まった酢飯を用意すれば、自宅でもお寿司を楽しむことができます!パーティーメニューにも最適です。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
みんなでワイワイ手巻き寿司。好きな魚介で、好みの分量で、自由自在につくってください。
重箱に盛りつけると大人のごちそうに。素敵なおもてなしができそうです。
| ★ 酢飯 | |
|---|---|
| ・ 米 | 2合 | 
| ・ 水 | 炊飯器2合の目盛 | 
| ★ 寿司酢 | |
| ・ 酢 | 1/3カップ | 
| ・ 砂糖 | 大さじ1 | 
| ・ 塩 | 小さじ2/3 | 
| ★ 海老の甘酢漬け | |
| ・ 海老 | 中8尾 | 
| ・ 海老の下ゆで用の塩 | 少々 | 
| ・ 酢 | 少々 | 
| ・ 甘酢 | |
| ├ 酢 | 大さじ4 | 
| ├ 水 | 大さじ2 | 
| ├ 砂糖 | 大さじ1 | 
| └ 塩 | 少々 | 
| マグロ | 適量(刺身用) | 
| 白身魚 | 適量(刺身用) | 
| イカ | 適量(刺身用) | 
| 帆立貝 | 4個(貝柱) | 
| たらこ | 1腹 | 
| きゅうり | 1本 | 
| たくあん | 5cm | 
| 貝割れ菜 | 1パック | 
| 青じそ | 適量 | 
| 白煎り胡麻 | 少々 | 
| わさび | 適量(すりおろし) | 
| 焼き海苔 | 10枚 | 
| 醤油 | 適量 | 
米は洗い、ザルにあげて20~30分おく。炊飯器に米を入れて水を注ぎ、20~30分おいて普通に炊く。ボウルに寿司酢の材料を入れてスプーンで混ぜて調味料を溶かす。濡らして水気を絞った布巾で飯台を拭く。
炊き上がったご飯を飯台に取り出す。寿司酢を、木しゃもじの上に落とすようにしながら、ご飯全体にふり入れる。

切るようにして全体を混ぜる。

いったんひとまとめにして、全体に広げてうちわであおぎ、粗熱を取る。

粗熱が取れたら、ひとまとめにする。濡らしてかたく水気を絞った布巾をかけておく。

海老は殻をむいて背ワタのあるものは取る。竹串またはつまようじを背ワタが通っていた部分に打ち、まっすぐにする。
ボウルに甘酢の材料を入れて混ぜ、小さめのバットに移す。
海老を塩と酢を加えたたっぷりの熱湯で色が変わるまでゆで、ザルにあげてゆで汁をきって甘酢に漬け込み、冷めたら竹串を抜く。
マグロは厚さ1cmに切る。白身魚は厚さ6mmのそぎ切りにする。イカは長さ5cmに切ってからせん切りにする。帆立貝(貝柱)は半分に切り、厚さを2枚に切る。たらこは長さを半分に切って、縦に幅5mmに切る。きゅうりは長さ5cmのせん切りにする。たくあんは縦のせん切りにし、仕上げに胡麻を天盛りにする。貝割れ菜は根元を切り、水で洗って水気をきる。
酢飯と具と青じそを彩りよく盛り合わせる。海苔は4等分に切って添え、わさびをあしらう。


身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:野口健志