素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
濃厚な旨味をプラスした"塩ゆで豚のチーズ焼き"

濃厚な旨味をプラスした"塩ゆで豚のチーズ焼き"

さっぱりとした味わいの塩ゆで豚だからこそ、チーズなどの旨味が濃い食材と相性が抜群です。椎茸の香りと旨味もアクセントになって、箸が止まらなくなる一品です。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“塩ゆで豚のチーズ焼き”のつくり方

チーズの中に香りのよい椎茸を潜ませて。チーズだけでシンプルにつくっても。

材料材料 (2人分)

塩ゆで豚180g
生椎茸2個
玉ねぎ少々(5g程度)(薄切り)
溶けるチーズ50g
パプリカパウダー少々
ベビーリーフ30g

1素材をカットする

塩ゆで豚は厚さ6~8mmに切る。椎茸は軸を切り、薄切りにする。

2天板にのせる

オーブントースターの天板に豚肉を並べて上に椎茸を薄く並べ、玉ねぎを散らしてチーズをのせる。

3焼く

オーブントースターで約10分、チーズが溶けるまで焼き、パプリカパウダーをふる。器に豚肉を盛ってベビーリーフを添える。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。