素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
青じその風味が爽快な"鶏ささみの梅干しはさみ焼き"

青じその風味が爽快な"鶏ささみの梅干しはさみ焼き"

淡泊なささみで梅干しと青じそを挟んだヘルシーな一品です。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“鶏ささみの梅干しはさみ焼き”のつくり方

鶏肉、梅干し、青じその黄金の組み合わせ。さっぱり爽やかな肉料理。冷めてもおいしいから、お弁当のおかずにもおすすめです。

材料材料 (2人分)

鶏ささみ大4本
梅干し3個
青じそ8枚
かぼちゃ150g
サラダ油大さじ1と1/2

1ささみの下ごしらえ

ささみは筋を取り、ささみの中心に縦に身の厚さの半分ぐらいまで、浅く切り込みを入れ、切り込みの部分から両端に向かって切り開いて、観音開きにする。

2梅干しをたたく

梅干しは種を取り、包丁で細かくたたく。

梅干しをたたく
種をはずした梅の実はまな板に広げ、包丁でたたいては返し、を数回繰り返して細かくしていきます。

3梅干しを塗る

ささみを縦長に並べて梅干しを塗り、青じそを2枚、並べて半分に折る。

梅干しを塗る
ささみは厚みを薄くするために「観音開き」にして広げ、梅干しをバターナイフなどで均等に塗ります。

4かぼちゃを切る

かぼちゃは厚さ1cmに切り長さを半分に切る。

5焼く

フライパンにサラダ油を熱してささみを入れ、まわりにかぼちゃを入れて、中火で色よく焼く。裏に返して焼き、蓋をして3~4分弱火で蒸し焼きにして器に盛り合わせる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。