カルパッチョというと白身魚を使ったものを思い浮かべますが、実は牛肉を使ったものが元祖。赤身の軽やかな美味しさを味わう一皿です。ワインのお供に最適です。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
イタリア生まれの元祖カルパッチョ。肉好きの常連客のために、胃に負担の少ない料理として考案された、愛情のこもったひと皿です。
牛肉の赤身は良質なタンパク質で糖質も0。実にヘルシーです。
牛赤身肉 | 400g(たたき用) |
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塩 | 少々(牛肉用) |
サラダ油 | 大さじ2と2/3 |
パルミジャーノチーズ | 30g |
塩 | 小さじ1/3 |
粗挽き黒胡椒 | 少々 |
ベビーリーフ | 30g |
オリーブオイル | 大さじ3~4 |
牛肉は表面に塩をふる。
フライパンにサラダ油を熱して牛肉を入れ、強めの中火で全体に焼き目をつけてバットに取り出して冷蔵庫で冷やす。
パルミジャーノチーズはスライサーで薄くそぐ。牛たたきは厚さ2~3mmに切って器に盛り、パルミジャーノチーズを散らして、塩、胡椒をふる。ベビーリーフを添え、オリーブオイルを全体に回しかける。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:鈴木泰介