吉田愛さんのから揚げ弁当1week
蜂蜜味噌の深いコクが魅力!"味噌から揚げ"

蜂蜜味噌の深いコクが魅力!"味噌から揚げ"

味噌のしみじみとした味わいにホッとする。味噌の塩気を和らげ、コクを引き立てる蜂蜜、全体を引き締める生姜など、シンプルながら計算された下味が見事。味噌は焦げやすいので、油の温度は高すぎないように注意しよう。毎日のランチが待ち遠しくなる、ワクワクのから揚げ弁当を料理研究家の吉田愛さんに教えてもらいました。

“味噌から揚げ”のつくり方

豊かな味噌の風味が肉の旨味とともに口の中に広がる。味噌は揚げることで香ばしくなり、ご飯がいっそう進むこと間違いなし! 一味唐辛子のピリ辛は酒にも合うから、つまみとしても重宝しそうだ。

おいしさのコツ!
味噌と蜂蜜、どちらも焦げやすいので170℃の温度は守ろう。おにぎらずは、海苔とご飯の間に隙間ができないようにきつめに包むべし。食べやすいので時間がない時の昼食などに最適!

材料材料 (10個分)

鶏もも肉小1枚(200g)
A
・ 味噌大さじ1
・ 酒大さじ1/2
・ 蜂蜜小さじ1/2
・ 生姜小さじ1(すりおろす)
片栗粉大さじ3
米油適量(サラダ油でも可)
一味唐辛子適宜(好みで)

1鶏肉の下ごしらえ

鶏肉は余分な脂やスジを取り除いて厚みを均一にし、10等分に切る。

2下味をつける

ポリ袋に1とAを入れて1分ほどよくもむ。

3片栗粉を加える

片栗粉を加え、袋に空気を入れて振り、全体になじませる。

4揚げる

フライパンに1cmほどの深さに油を入れて中温に熱し、3の形を整えながら入れる。両面を2分ずつ揚げたら火を強め、カリッとさせて油をきる。好みで一味唐辛子をふる。

揚げる
一味唐辛子をふると、味がキリッと引き締まる。

5おにぎらずをつくる

ラップの上に、焼き海苔1枚、ご飯(茶碗1 杯分)の1/2量、レタス1枚、から揚げ2個をのせる。さらにレタス1枚、残りのご飯を順に重ね、焼き海苔の四方を中心で合わせて包む(すべて分量外)。ラップごと包んで形を整え、しばらく置いて海苔とご飯をなじませる。ラップを外さずに半分にカットする。

おにぎらずをつくる
完成

教えてくれた人

吉田 愛 料理研究家

料理人だった祖父の影響で幼い頃から料理に親しむ。本格的に料理を学ぶため東京、京都の和食店で修業。唎酒師の資格を持つ。近著に『“だし”を使わなくてもおいしい煮もの』(主婦と生活社)。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。

cyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
dancyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
A4変型判(120頁)
2021年11月29日発売 880円(税込み)

文:鈴木美和 写真:宗田育子

鈴木 美和

鈴木 美和 (ライター)

大学卒業後、出版系の会社に就職したものの、世界中の料理が食べたくなってバックパッカーに転身。約1年間、アジアとヨーロッパ各地を放浪する。帰国後にフードライターとして独立。中華、フレンチ、イタリアンを中心に、寿司やスイーツも好きという雑食系です。現在は子育てのために千葉県・房総に移住。地元の新鮮な旬の食材を使って料理をするのが日々の楽しみ。