
から揚げのお供は断然ご飯でしょ!と思っている人にこそ食べてほしい。タンドリーチキン風のから揚げと、卵たっぷりタルタルソースを柔らかな食パンが包み込む。気取らずかぶりつきたくなるおいしさだ。毎日のランチが待ち遠しくなる、ワクワクのから揚げ弁当を料理研究家の吉田愛さんに教えてもらいました。
から揚げをそのまま食べてももちろんおいしいが、パンにレタスとともに挟んでかぶりつくと、ふわっと広がるカレーの香り。弾ける肉汁とタルタルソースがしみたパンは、から揚げとの一体感がお見事。ワインにも合いそうだ。
| 鶏もも肉 | 小1枚(200g) |
|---|---|
| A | |
| ・ ヨーグルト | 大さじ1 |
| ・ カレー粉 | 小さじ1 |
| ・ 醤油 | 小さじ2 |
| ・ にんにく | 小さじ1/2(すりおろす) |
| 片栗粉 | 大さじ3 |
| 米油 | 適量(サラダ油でも可) |
| ★ 〈タルタルソース〉 | |
| ・ ゆで卵 | 2個 |
| ・ マヨネーズ | 大さじ2 |
| ・ 塩 | 少々 |
| ・ 胡椒 | 少々 |
| パン | 適量 |
| レタス | 適量 |
鶏肉は余分な脂やスジを取り除いて厚みを均一にし、10等分に切る。
ポリ袋に1と、混ぜ合わせておいたAを入れて1分ほどよくもむ。

片栗粉を加え、袋に空気を入れて振り、軽くもんでなじませる。

フライパンに1cmほどの深さに油を入れて中温に熱し、3の形を整えながら入れる。両面を2分ずつ揚げたら火を強め、カリッとさせて油をきる。
ゆで卵をフォークでつぶし、マヨネーズ、塩、胡椒を混ぜる。レタスと4をパンで挟み、ソースをかけて完成。


料理人だった祖父の影響で幼い頃から料理に親しむ。本格的に料理を学ぶため東京、京都の和食店で修業。唎酒師の資格を持つ。近著に『“だし”を使わなくてもおいしい煮もの』(主婦と生活社)。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。

文:鈴木美和 写真:宗田育子