dancyu11月号アウトドア特集の“炭火”記事にて、炭火焼きで失敗しない焼き方を指南してくれた森枝幹シェフ。誌面でも紹介した野菜の焼き方と魚の焼き方で紹介しきれなかったレシピをWEBで公開。第一弾の野菜編では、寒くなってきたときのアウトドアご飯にぴったりの野菜スープをご紹介します!
炭火で料理するのは、アウトドアの醍醐味。でも、せっかくの食材が生焼けだったり、パサパサだったりしたら気分は台無しです。そんな危機を回避すべく、dancyu11月号では渋谷「Chompoo」の森枝幹シェフに炭火焼きのコツを教わりました。
ここでは、本誌で紹介したアウトドアレシピをさらに深掘り。野外の炭火で野菜や魚を調理するとき、以下のようなアイテムを用意しておくと万全です。
こうしたアイテムが、炭火を使った野菜料理の完成度をさらに高めていきます。野菜はそのまま食べたり、汁物やソースのベースやアクセントにしたり、素材としての使い道も幅広い。火が熾き次第、調理用の二次素材にもなるのでいの一番に調理にかかりましょう。
「手羽中の焦がし野菜スープ」と「トマトのオニオンコンソメスープ」は、どちらも体を内側からじんわり温めてくれる優しいスープ。寒くなってきたこの時期に、ぜひつくってみてください!
手羽中 | 8本 |
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生姜 | 1片(焦がした) |
長ねぎ | 1本(焦がした) |
青唐辛子 | 1本 |
ライム | 1個 |
ナンプラー | 大さじ1(醤油でも可) |
パクチー | 適宜 |
塩 | 適宜 |
胡椒 | 適宜 |
手羽中はごく軽く塩をして、樹脂加工シートの上で全面に焼き目がつくまで焼く。焦がした生姜は周囲の焦げをざっくりこそげ落とす。長ねぎは外側の焦げた1枚をむき、5cm幅に切る。青唐辛子はヘタを取る。
小鍋に1の手羽中、生姜、長ねぎ、青唐辛子と水500mlを入れて中火にかける。
沸騰したら弱火に落として15分ほど煮て最後にライムを絞る。塩・胡椒で味を調え、好みでパクチーを散らす。
コンソメ | 1個 |
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玉ねぎ | 2個(焦がした) |
トマト | 1個(焦がした) |
ショートパスタ | 約20g |
パルメザンチーズ | 適量 |
塩 | 適量 |
玉ねぎ、トマトは焦がした皮をむく。小鍋にコンソメと水500ml、玉ねぎとショートパスタを加えて中火にかける。
ショートパスタが煮えたらトマトを入れて、塩で味を調える。全体にパルメザンチーズをかける。
文:松浦達也 撮影:小林キユウ